【具体策あり】作曲のやる気を高め、モチベーションを維持させる4つの行動|刺激を得てそれをエネルギーに変える

こちらでは

「作曲したいのになんだかやる気が出ない…」

というあなたのために、作曲のやる気を高めたり、モチベーションを維持したりするのに効果のある行動について解説していきます。

是非これ以降の内容を、充実した作曲活動に活かしてみて下さい。

作曲のやる気を高める4つのアイディア

作曲のやる気を高め、それを維持するのは思いのほか難しいものです。

そんな中で私がご紹介したい「作曲のやる気を高める行動」は、以下の四つです。

  • 他人の作品を聴く
  • 仲間を作る
  • 目標を明確にする
  • やる気を高める本を読む

これらは主に「刺激を得ること」をその目的としていますが、このような行動を意識的に起こして、曲作りに向かうエネルギーを意図的に得るように行動してみることがポイントです。

これ以降は、それぞれの行動についてより詳しく解説していきます。

1. 他人の作品を聴く

一つ目は「他人の作品を聴く」という行動です。

これは、簡単にいえば「曲を聴く」ということを意味しますが、良い曲を聴くと単純に「こんな曲を自分も作ってみたい」という気持ちが揺さぶられるものです。

例えば、魅力的なメロディーや特徴的な響きを持ったコード進行などを聴くと、「自分もこんなメロディーを作ってみたい」「こんなコード進行を作ってみたい」という欲求が高まります。

結果としてそれをそのまま曲作りのモチベーションに転換していくことができます。

負けていられない、という気持ちになる

また、聴いた曲が自分の身近な人によって作られたものであったり、作曲者と自分に共通点があった場合には「自分も負けていられない」と刺激を受けることもあるはずです。

例えば、

  • 自分と同年代のアーティスト
  • 自分が目指すようなサウンドを表現できているバンド
  • 自分と同じソロのアーティスト、同じようにギターを抱えて歌っている

など、比較する基準が明確であるほどに

自分にもできる⇒曲を作ろう

と、それを刺激に変えることができます。

引き出しを広げることができる

「やる気」という観点とは少しずれますが、他人の作品を聴くことは自分の中にあるアイディアの引き出しを広げることにもつながります。

曲を沢山聴くことによってメロディーやコード進行、リズムのパターンなどが自分の中に蓄えられ、作曲の時にそれらを活用しながら作業を進めていくことができるようになります。

引き出しが広がることで「アイディアがなかなか思いつかない」ということがやや緩和され、結果として「曲が出来上がらない」という悩みも同時に緩和されます

とにかく聴けばいい

この「他人の作品を聴く」というアイディアは一番手っ取り早く、かつ効果もあるため「なんだかやる気が出ないな」と感じたときはまず何でもいいので音楽を聴くように心がけてみて下さい。

未知の音楽に触れるだけでクリエイティブな感性が刺激され、「何か行動を起こさなきゃ」と気持ちがたかぶるはずです。

2. 自分と同じことに取り組んでいる仲間を作る

二つ目のアイディアとして、「仲間を作る」という行動もやる気を高めたりモチベーションを維持するのに効果的です。

リアルな仲間はもちろんのこと、現在ではSNSなどを活用すれば自分と同じく曲作りに取り組む人たちを見つけることは案外簡単です。

彼らと作曲の面白さや難しさ、メロディーやコード進行を作るコツ・技術などの情報交換をすることで必然的に曲を作っていくためのモチベーションが高まっていきます

曲を批評してもらう

また仲間うちでオリジナルソングを公開して意見をもらうことも、やる気を高めるために効果を発揮します。

より手軽さを求めるなら、以下のようなネット上にある音楽制作のコミュニティに参加し、曲をアップロードしてコメントをもらいあう、ということもできます。

参考 SONIC ACADEMY SALON会員制音楽制作コミュニティサロン

このような場で、例えば「良い曲ですね」という感想をもらうだけで、やる気は思いのほか回復してしまうものです。

一人だけで寂しく作曲をするのではなく仲間を見つけることも、刺激を得るために効果があるので是非検討してみて下さい。

共同作業で負担を減らす

現在では「Co-Writing(コーライティング)」と呼ばれる共同作業の形も浸透しつつあります。

これは例えば、Aメロを自分が作ってサビを仲間のうちの一人に任せたり、みんなで分担しながら編曲しあって一曲を完成させる、というような作業形態のことを指す言葉です。

お互いに刺激を与え合いながら、かつ結果的に一人当たりの作業量が少なくなることで負担も減り、モチベーションを維持しつつ少ない労力で曲を完成させていくことができます。

3. 作曲の目標を明確にする

三つ目にお勧めするのが「目標を明確にする」という行動です。

作曲のやる気が出なかったり、モチベーションが維持できない原因の多くは「目標が無い」というところにあります。

例えば

  • オリジナルソングを作ってそれを仲間に聴かせたい
  • オリジナルソングをSNSに公開したい
  • 作った曲をライブで披露したい

など、作曲の目標があることで必然的にモチベーションは高まります。

どんなものでもいいので、目標(=作曲をする意味)を明確にしてみて下さい。

誰かを巻き込むほどやる気が出る

目標は「自分一人で完結するもの」「自分以外の誰かを巻き込むもの」に分けられます。

多くの場合、後者=曲を聴かせる相手がいる目標であるほどそこに強いモチベーションが生まれます。

これは「自己満足のための作曲」と「誰かのための作曲」のどちらがやる気が出るか、ということを考えればすぐに理解できるはずです。

check
やはり「自己満足のための作曲」は終わりや完成形が明確ではなく、すべては自分次第であるため作業も散漫になってしまう傾向が強いです。

前述の「仲間を作る」というアイディアにも通じることですが、目標を考える際には自分以外の誰かをそこに巻き込みながら形にしていくと、「やる気を高める」という意味でより効果的です。

4. やる気を高める本を読む

ここまでにご紹介した三つのアイディアに加えて、より直接的なアイディアとして「やる気を高めるための本を読む」という方法もあります。

ビジネス書や自己啓発書に分類されるものの中には、物事を達成するために刺激を与えてくれる言葉が書かれたものや、偉人が失敗を重ねながら成功に至るまでのストーリーをまとめたものなどの本が沢山あります。

それらは、やる気を高めたりモチベーションを維持するのに効果を発揮するはずです。

ご興味のある方は、Amazonなどで上記のような書籍を探してみてください。

まとめ

ここまで、作曲のやる気を高めたりモチベーションを維持するために効果的な4つの行動と、その詳細について考えてきました。

何事においてもそうですが、一つのことをやり続けるためにはそれなりにコツが必要となります。

上記に挙げた具体策をうまく活用しながら、是非前向きな姿勢で作曲に取り組んでみてください。

現在悩んでしまっている方は、一度手を止めて上記について考えてみることをお勧めします。

ポップス・ロック作曲の上達につながる「曲分析ガイドブック」について知る

作曲がぐんぐん上達する「曲分析ガイドブック」のご紹介ページ