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「赤いスイートピー」(松田聖子)


(画像元:Amazon

曲構成の概要
  • キー:G
  • 構成:[A]-[A]-[B]-[サビ]-[A]

考察

Aメロ冒頭のコード進行

Aメロ冒頭で、コード進行が順次上昇する構成となっている。

  • Aメロ冒頭のコード進行:「G → Am7 → Bm7(I → IIm7 → IIIm7)」

ベース音がスケールに沿ってひとつずつ上昇するため、落ち着いて進んでいくような響きが生まれている。

すんなりと曲に入り込める雰囲気があって、導入部のコード進行として効果的

Bメロ冒頭のメロディ

Bメロ冒頭に、小さなフレーズが付加されている。

  • Bロ冒頭のメロディ:「なーぜー…」

このフレーズがあることによって、その後のBメロのメロディが勢いづく。(「せーの!」とか「さん、はい!」のような効果を持つフレーズ

サビのメロディ構成、リズム

サビのメロディが、小さなフレーズを繰り返す構成になっている。

  • 「I will follow you/あなたに…」

シンプルなフレーズが繰り返されるため、メロディが印象に残りやすい

歌詞で使われる言葉

「スイートピー」「タバコ」「シャツ」などの小道具によって、登場人物が身近に感じられ、内容に共感が持てる

また、サビの歌詞「I will follow you」は、英語でありながら意味が伝わりやすい。

コード進行

Aメロ終わりにて、セカンダリードミナントコード「G7(I7)」のツーファイブ化による「Dm7(Vm7)」が利用されていて、部分転調のような効果を生んでいる。

また、一部にパッシングディミニッシュに近い用法のマイナーセブンフラットファイブコードあり。

  • 「CM7 → C#m7-5 → Am7onD(IVM7 → #IVm7-5 → IIm7onV)」

ベースラインが半音進行で上昇する構成を作っている。

全体的な感想

メロディの良さと、コード進行やベースラインのクラシカルな構成が融合することで、格調高い雰囲気が生まれています。

メロディラインにも急激な音の上下は少なく、ミディアムテンポの曲調に合わせて、落ち着いて展開していきます。

「スイートピー」というテーマが持つイメージやその他歌詞の内容と共に、純粋で清潔感のある世界が演出されていると感じました。