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ヒット曲分析 | Automatic(宇多田ヒカル)


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考察

曲構成の概要
  • キー:Fm
  • 構成:[A]-[B]-[サビ]

歌い出しのメロディに対する歌詞の割り振り

Aメロ歌い出しメロディに対する歌詞の割り振りが

  • 「な・なかいめの、ベ・ルでじゅわきを…」

という形となっている。

耳慣れないリズムにより、印象に残る。

AメロとBメロの、メロディの対比

Aメロでは、上記のようにメロディが細かく区切られているのに対し、Bメロではメロディがつながっている。

それぞれで、メロディの性質を差別化できていて、場面転換を明確に感じられる

Bメロ最後のコード

マイナーキー(Em)でのコード構成を持ちつつ、Bメロの最後は平行調のメジャーコード(G)で締めくくられている。

一部のみに明るい響きが生まれるため、その部分が際立って感じられる。

また、「Sun Will Shine…」という歌詞とも合っている。

Bメロのコード進行

Bメロは「CM7 → Bm7 → Am7 → G」というコード進行を繰り返す構成となっている。

同じコード進行の上に違うメロディが乗る部分もあり、繰り返しによる規則性と、メロディの変化が心地良い

曲全体のリズム感

メロディやアレンジで扱われているリズムに、躍動感がある。

体を動かしたくなる魅力がある

全体的な感想

曲調は「和風メロディ+R&B的な解釈によるアレンジ」というようなもので、フレーズを繰り返しながら発展させていくアレンジは洋楽的でありながら、メロディの節回しや根本的なコード進行には、演歌や歌謡曲のような雰囲気もあります。

コード進行は通常のマイナーダイアトニックコードを基本としつつ、部分的に使われるセカンダリードミナントコードが、切ない雰囲気を盛り上げていると感じます。

特筆すべきはリズムで、曲やメロディそのものが持つリズムや構成はもちろんのこと、この曲に関しては、それを表現する技術が大きい、という印象を受けます。