作曲カウンセリング:作曲初心者・中級者向け情報サイト

作曲のやり方やコツ、音楽理論から気持ちの持ち方まで、作曲に関するいろいろなことを記事にしたサイト。作曲講座動画も随時更新中です。

『Diamonds』(プリンセス・プリンセス)

time 2013/01/14

(1989年リリース)

当時の解散から数年を経て、東日本大震災により再結成を果たしたことで若い世代にも改めて認知されるようになった彼女たちの代表曲です。

曲調は元気なポップス、という感じで、全体を通して使われる跳ねたリズムが軽快な雰囲気を作り出しています。

曲構成はスタンダードですが特にコード進行にこだわりが見えて、冒頭とサビで使われるクリシェ、サビでのサブドミナントマイナー、部分的に使われる偽終止とパッシングコードなども含め、メロディを盛り上げるための和声の横のつながりに配慮が感じられます。

メロディ運びはポップスの王道的なものでありながら、サビ頭の駆け上がるメロディなどにはやはり親しみを感じてしまいます。メロディもコード進行と同様にしっかりと作り込まれていて、曲そのものがきっちりと仕上げられている、という感想を持ちました。

演奏力も高くて、独特のドライブ感でこの曲をさらに乗れる曲に仕上げてしまうあたりも彼女たちの素晴らしさだと思います。

【良いなと思ったところ】
■跳ねるリズム、ベースのフレージングなど
軽快な雰囲気が生まれている、体が動くグルーヴの気持ち良さがある。

■Aメロのメロディとクリシェ
「冷たい泉に」「素足をひたして」とメロディの音型を変えていないため安定感があって、かつ伴奏のコードに動きがあり耳に残る。

■Bメロでの繰り返しフレーズの多用
「はりが・おりる・しゅんかんの」という形のフレーズが何度も繰り返されながらBメロが展開していくため印象に残る。

■サビ前のバネ
Bメロ最後「眠たくっても、嫌われても…」の部分で小さいモチーフが繰り返されるところがサビに行くための盛り上げの箇所として効果的だと感じた。

■サビのあたまのメロディがサビらしい
「ダイアモンドだね…」という上昇のフレーズが親しみやすい。上昇するメロディに対しベースは下がっていて対比が出来ている。

■演奏が上手い
安定感があって心地良い。

【曲構成の概要】
[キー]E
[構成]イントロ-A-A-B-サビ
[小節数]イントロ=8、A=8、B=12、サビ=16
[パートのメロディの入り方]A=同時、B=同時、サビ=同時



「オンライン授業で、曲の作り方がわかる」
詳しくはこちら → うちやま作曲個人教室

sponsored link

down

コメントする




作曲の方法・理論

教室のご案内

オンライン授業で作曲がわかる
インターネット環境があれば全国どこからでも受講できます。お気軽にご相談ください。

作曲講座動画



sponsored link

著者プロフィール

あつし

あつし

静岡市出身。16歳から独学で作曲を始める。高校卒業と同時に上京後、ライブ出演やインディーズ活動を経て、2006年頃に書いていた作曲ブログを発展させる形で「作曲カウンセリング」を開設する。現在は、自身の作曲教室での指導や、音楽系Webサイトでのコンテンツ作成の仕事なども行っています。ビートルズと柴犬が好き。 [詳細]

作曲便利ツール

ダイアトニックコード一覧pdf
すべてのキーのダイアトニックコードをpdfファイルにて一覧化しています。

サイト内検索