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【作曲の順番について】どんな順番がやりやすいのか?

作曲の順番に正解はない

いくつかある「作曲の作業」

オリジナル曲を作る時「どんな順番で作るのが正しいのか?」という疑問を持つ方は多いはずです。

これは、答えがあるようでないもので、極論として「どんな順番で作ってもいい」となります。

曲を作る時に行う作業(パーツ)には、大まかに以下のようなものがあります。

  • メロディを考える
  • コード進行を考える
  • テンポを決める
  • 曲構成を考える
  • イントロ・アウトロを考える

また、曲を公開できる状態にまで仕上げる場合には、ここに編曲や作詞などが加わります。

純粋に「作曲」という作業を考えた場合には、ほとんどの場合においてこれらの作業を行えば曲が完成します。

どこから始めてもいい

冒頭で述べた「どんな順番で作ってもいい」ということは、すなわち「これら作業のうちどれから始めてもいい」ということを意味します。

作業の始め方例

  • 「なんかいいメロディないかな~」とメロディをいきなり考える
  • 「なんかいいコード進行ないかな~」とコード進行をまず先に考えてしまう
  • 「まずこんな感じで曲を始めよう」と、イントロから考える
  • 「曲のリズムはこんな感じでいこう」と、まずテンポやリズムを決める

目指す曲調や人によってやり方は本当に様々なため、自由に取り組んで問題ありません。

その上で「順番」という点に着目した場合には、大まかにいくつかの手順に絞られます。

初心者の方にお勧めしているのは「ひとつ、またはいくつかのコードをもとにメロディを導き出して、そこにさらにコードをつなげ、さらにそこからメロディ発展させる」というやり方です。

メロディとコードを追いかけっこさせるように発展させていくイメージです。

この場合「曲構成」は曖昧なままで作業に取り掛かり、後々決めることになります。

順番を簡単にまとめると下記のようになります。

初心者にお勧めの作曲の順番例

  1. ひとつのコード(または短いコードの展開)を決める
  2. それをもとにメロディを思い浮かべる
  3. メロディをもとに次なるコードの展開を考える
  4. コードの展開をもとに、さらに次なるメロディを考える

このやり方では、一番初めのメロディを思い浮かべる段階で潜在的にテンポが決まっています

より明確に「これぐらいのテンポの曲を作る」と決めて進めていく場合には、上記の順番の一番初めに「テンポを決める」という作業が加わります。

ブロックを意識した作曲の順番

曲の中には「ブロック」という概念があり、これが「Aメロ」や「サビ」などの一つのまとまりとなりますが、それを意識するやり方もあります。

上記にある「曲構成を考える」を先に行う方法です。

具体的には、まず「『A→B→サビ』という構成を持った曲を作ろう」というように、どのようなブロック構成を持つ曲を作るのか、を決めます。

その上で「まずはAメロから作ろう」「サビから作ろう」と決めて、それに合わせてメロディやコード進行を考えます。

曲構成を意識した作曲の順番例

  1. 曲構成(A→Bサビなど)を決める
  2. 「Aメロ」や「サビ」など、作るべきブロックを決める
  3. そのブロックに合ったメロディやコードを考える

この場合、サビをサビらしく、AメロをAメロらしくする技術が必要となります。

また、例えば「A→B→サビ」型の曲を「サビ」から作った場合、その前に位置する「Aメロ」「Bメロ」は、「サビ」の仕上がりを考慮して逆算的に作る必要があります

「このサビがある」→「ということは、その直前にあるBメロはこんな形にしよう」というような考え方を持ちながら作業を進めていくということです。

これらを踏まえると、曲構成を意識した手順は少し作曲に慣れた方が取り組むやり方であると言えそうです。

コードから作るか、メロディから作るか

ここまでの内容に加えて、作曲の順番を考えるにあたり、そもそも「メロディを先に考えるべきか」「コードを先に考えるべきか」という議論もあります。

これにもいくつかのメリット・デメリットがありますが、「メロディ」「コード」のどちらかを先に作るとなると、それぞれを単体で作り上げる技術が必要となります。

また、コードを先に作れば後から作るメロディはどうしてもコードに影響を受けたものになりますし、逆もまた然りです。

そういった意味で、メロディとコードは既に述べた「それぞれを少しずつ発展させていくやり方」によって作るのが一番柔軟性があって、かつ初心者の方も取り組みやすいはずです。

まとめ

冒頭で述べたとおり、作曲の順番に正解はありません。

その上で、初心者の方が進めていきやすいやり方があるためそれも考慮しつつ、自分なりの順番を探求してみて下さい。

まずは自由に歌うような感覚で、楽しんでやることを優先してみて下さい。