ダイアトニックコード

メロディの発展に合わせてコードを変えていく際、そこにルールはなく、それゆえに、作曲に慣れない段階では数ある中からやみくもに次なるコードを選んでしまい、それを意図なくつなげて、散漫で伝わりづらい構成を作り上げてしまうことが多々あります。

コード同士のつながりからストーリーを感じられたり、またコード進行によって感動できるような構成には秩序があって、コード進行の持つ重力をうまく操るほどリスナーにその構成を心地良いと感じさせることができます。

そのため、品質の高いコードの構成を目指すためには、まずコードが持つ機能とそれらのつなげ方、それらがリスナーにどのような印象を与えるか、を把握する必要があります。

コードを次なるものへ展開させていく際に欠かせない「ダイアトニックコード」という概念があります。ダイアトニックコードは、ある一つのキーをもとにした相性の良いコードのグループで、それぞれのグループには七つのコードが存在しています。

コードを変えるときに次なるコードをこのグループ内から選ぶことで、キーを維持したまま無理のないコードチェンジを行っていくことが出来ます。

キー別 ダイアトニックコード一覧



最初に鳴らしていたコードを、この一覧でいう「キーの音」として捉えて、例えば一つめのコードとして「A」を選んでメロディを歌っていた場合、コードを次のものに変えるときには「キーA」のグループから「Bm」や「D」「F#m」などを選択することができます。

各ダイアトニックコードの中に七つのコードが存在するのは前述したとおりですが、キーが違ってもそれぞれの骨組みは同じで、キー別の一覧を見てわかるとおり、二、三、六番目のコードは必ずマイナーであり、一、四、五番目のコードは必ずメジャーになっているなど、すべては共通しているはずです。

これらを整理して、ダイアトニックコードの七つのコードの場所とコードの性質をローマ数字で使って表現すると以下の通りとなります。

ダイアトニックコードのローマ数字での表記

I,IIm,IIIm,IV,V,VIm,VIIm-5

ダイアトニックコードの「一つめのコードはメジャー」「二つめのコードはマイナー」「三つめのコードもマイナー」、ということを表しています。

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