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作曲はじめてストーリー(6/7)

初めての音楽理論の勉強、吸収と分析

Nさんのもとで作曲のやり方を覚えながら、同時に音楽理論の習得を必要と感じた自分は、薦められた本でそれまで避けて通ってきたその分野に初めて取り組んでいきます。

理論全般から曲作りに直結するコードの種類やコード進行の組み立て方など、それまであやふやに覚えられていた作曲の手順がすべて理論付けられて、さらに自分の知らなかった概念も学ぶことで作業は明らかに効率的になっていきました

音楽理論を「感性が束縛される」と言って否定していたことが嘘のように、自分はそこでの勉強がきっかけで理論的な作曲のやり方を好んでいくようになります。

さらには自分の音楽的な視野の狭さに気付いた私は、この頃を境に幅広く音楽を聴いていくようにもなっていきます。良い曲を作るには沢山の良い音楽に触れる必要がある、という思いから、とにかく洋楽・邦楽・ジャンルを問わずいろいろな音楽を聴いていきました。

また、良い曲を作りたい自分は、他人の曲を「なぜ『良い曲』だと思うのか」という観点で聴くようになり、そこから良い曲の理由を探すために日常的に既存の曲を分析するようになっていきます。

リリースよりも大きなものを得る

すべての日々の取り組みは曲作りに集約されていって、何曲も作り直しを指示されながらその後一年半ほどかけて無事にシングルリリースは行われました。

まるで自分でも実感がないほどインパクトは少なく目立たないリリースでしたが、それ以上に、この間に自分が学んだこと、そして自分の中でおきた制作に対する姿勢の変化を思うと、本当に意味のある有意義な体験だったと振り返ることができます。

この期間が自分にとっての「第三次・作曲レベルアップの時期」で、ここでは第一次、第二次を上回るほど大きく成長できました。

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