その後

事務所通いを終えた私はそこからまたソロとしてライブ活動や音源制作など、自分のスタンスでの音楽活動に戻っていくことになります。

音楽理論の習得や既存の曲の分析、また幅広く音楽を聴くことなどを含め、作曲に関して色々なことを勉強したり考えたりしながらさらに数年が過ぎ現在に至りますが、高校一年生当時の作曲を始めた頃に比べると明らかに作業がスムーズになって、はっきりとした意図を持ちながら作曲をコントロールして楽しんで制作に取り組めていることが実感出来ます。

作曲上達の方法、そしてワンランク上を目指すために効果のあること

初心者の頃の自分はまずとにかく曲をつくることから始めて、失敗しつつも制作を重ねていくことで作曲のパターンを体感していきました。また既存の曲をお手本にコードやコード進行の種類を覚えて、それを常に考えながら作業していったことも大きな力となりました。独学でもこの手順を踏んでいけばかなりのレベルまで上達できて、スムーズに作曲が出来るようになるはずです。

そのレベルまではおそらく誰もが到達できると経験から断言できます。それ以上に自分の場合はその後覚えたことが大きく、それこそがもうワンランク上の技術を手に入れるかどうかの境目でした。

作曲のレベルをもうワンランク上げるために効果があったと思うことは、要約すると『作曲の方法論を覚えたこと』・『既存の曲を分析したこと』・『音楽理論を習得したこと』・『幅広く音楽を聴いたこと』の四つです。もちろんそれを踏まえての制作があり、そこでの成功/失敗を振り返ることも肝心です。また本文中に登場するNさんのようなアドバイザーを得たことは自分にとって大きなプラスとなりました。

振り返ると、私の場合まず感覚的な作曲を突き詰めてやる期間があって、そこから作曲の勉強によって徐々に意図的な作曲に変えていくという無理のない流れを取ったことが良かったと感じています。

最後に

このサイトでは、自分がまったくの作曲素人の状態から現在までいろいろな経験をして、その中で試行錯誤しながら覚えていったことを記事にしています。制作に行き詰まっていた当時の自分が本当の意味での作曲のやり方を知ったことでそれを打開できた経験から、同じような状況にあるみなさんにもこのサイトを利用していただき、何か制作のヒントを見つけてもらいたい、という思いも込められています。

作曲はとにかく楽しく、そして一生付き合える意味深いものです。良い曲が出来たときのあの喜びを思えばあれこれ悩むのもまた楽しいものです。これからも毎日継続して、そして少しずつでもレベルアップしていきながら、くつろいだ気分で作曲を楽しんでいきましょう。(おわり)


作曲教室もやっています