作曲用書籍 | 「誰でもできる編曲入門」


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実用的なアイディア満載の編曲入門書

ピアノ伴奏の型は四つだけ

「ピアノ伴奏」と「合唱曲」「合奏曲」の三つを題材に、編曲の基本的な概念が解説されています。

本書前半のピアノ伴奏の章では、ポピュラー音楽にそのまま活用できるアイディアが沢山紹介されており、鍵盤でのコード演奏や弾き語りに苦手意識がある方にお勧めできる内容となっています。

基本となる四つの伴奏型と、それを発展させたいくつかの手法を知ることで、ほとんどの歌伴奏に対応することができるはずです。

合唱編曲のガイドブックとして

本書後半では、合唱曲および合奏曲の編曲について解説があり、四声合唱の編曲は、そのまま器楽にも活用できると感じました。

特に、合唱曲の編曲について、初心者向けにここまで解説されている書籍は少なく、作業の際のガイドブックとして、価値があります。

著者オリジナルの語呂合わせによる音の重ね方や、複数のラインを聴かせる際のアイディアなど、実用的な手法が多く掲載されています。

合唱、合奏の編曲初心者の方に、一番にお勧めしたい書籍です。