■「良い」理由を把握する事

良い曲を作るためには「良い曲の理由」を理解しておく必要があります。実際に曲を作っていく作業とは別の側面として「良い曲の分析」を行っていきましょう。

■分析作業の手順

自分がこれまで「良いな」と思った曲を、「なぜそう思ったのか?」という観点で分析していきます。具体的な手順は下記のとおりです。

[1]今までに出会った「良い曲」をすべて書き出す。

これは自分が過去に少しでも「良いな」と思えた曲をリスト化するということで、洋楽/邦楽やジャンルなどを問わず、どんな曲でも分析の対象となりえます。

[2]一曲ずつメロディや伴奏などを確認し「目立つ部分」を箇条書きにしていく。

確認のための音源が用意できれば理想的ですが、音源がなくても頭の中で思い返したり歌ってみたりして、いちから曲を見返してください。フレーズやリズム、伴奏、音など曲を構成しているすべての項目に対して視野を広く持って、少しでも心に留まった部分はくまなく拾い上げるよう心掛けましょう。

[3]「目立つ部分」を「なぜそう思うのか」自分なりに考えて理由を書き出す。

例えばある部分を「歌って気持ちいい」と思えたのなら、その原因を自分なりに考えていきます。歌って気持ちのいい理由は「流れるような音階のメロディ」なのか、「リズムが跳ねている」からなのか、または「バックのフレーズが歯切れがいい」からか、曲によってもさまざまですがこの項目を真剣に考える事こそが分析作業の中心的な部分だといえます。

[4]書き出した「目立つ部分」を『メロディに関するもの』と『アレンジに関するもの』、『その他』に大きく分類する。

「目立つ部分」を項目別に分類することでそれらを「作曲の手法」として扱いやすくしておきます。

[5]リスト中の曲に対して同様に分析を行っていく(以降[2]から繰り返し)

■分析は日課に

この作業を行うことで体感的に「良い曲の理由」を把握できるようになり、それが基礎的な作曲レベルの強化につながっていきます。

分析作業は1曲に対しておよそ30分から1時間ほど時間を使う事になるため、「1日に○曲」という風にやれる量を決めたうえで日課にしていくとなお効率が良いでしょう。→次項『良い曲の分析~その2~』


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