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コードの装飾~その2~

time 2009/10/19

■手軽にできる「マイナーセブンス化」

次にマイナーコードの装飾を考えていきます。
下記装飾前の基本コード進行です。

【キーC】
 C-Dm-Em-Am(I-IIm-IIIm-VIm)

ダイアトニックコード内でトニックCから始まってトニックの代理マイナーであるVIm(Am)に落ち着くコード進行です。ここではまたすべてのコードが三和音で構成されているため、マイナーコードを含めコード進行そのものがブレのない安定した響きを演出しています。

ここで次なる『コードの装飾』として考えられるのが「マイナーコードセブンス化」の手法です。例となっているコード進行中にあるすべてのマイナーコードをセブンス化します。

 [装飾後]
 C-Dm7-Em7-Am7(I-IIm7-IIIm7-VIm7)

ここでも『コードの装飾』の基本的考えである「音を足す」というやり方を採用しているため、装飾後もコードに乗せているメロディには影響はありません。そして装飾前に決まりすぎていた響きが、セブンスの音が加わったことでいい意味で少しぼやけてお洒落なムードが高まったように感じられます。

上記例では「Dm7(IIm7)」はサブドミナント代理としての機能を持っていますし、「Am7(VIm7)」はトニック代理の機能、「Em7(IIIm7)」はドミナント代理の機能を持っていますが、それぞれのマイナーコードがどんな機能をしていようがすべてをセブンス化することができます。「マイナーコードセブンス化」は基本的にすべてのマイナーで行うことができる、と考えて問題ありません。(それにひきかえ、前述の「メジャーコードを『メジャーセブンス』にする」というコードの装飾は“ドミナント以外のメジャーコード”という制約付きでした。)

また「マイナーコードのセブンス化」はもとのマイナーコードにつなげて行うことで「構成音の変化」というような聴こえ方をさせることもできます。例えば

 C(4拍)-G(4拍)-Am(8拍)

というコード進行で最後の「Am(8拍)」が長くて退屈だと感じた時、「Am(8拍)」を「4拍+4拍」に分けて後半4拍の「Am」を「Am7」に装飾します。コード進行は

 C(4拍)-G(4拍)-Am(4拍)-Am7(4拍)

となり、「Am」からの「Am7」は単に一音足されただけなのに「コードが変わった」というような印象を与えることができます。マイナーコードをなんとなく長々と鳴らしてしまうような場面ではこの手法は思いのほか重宝するはずです。→次項『コードの装飾~その3~』



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あつし

あつし

静岡市出身。16歳から独学で作曲を始める。高校卒業と同時に上京後、ライブ出演やインディーズ活動を経て、2006年頃に書いていた作曲ブログを発展させる形で「作曲カウンセリング」を開設する。現在は、自身の作曲教室での指導や、音楽系Webサイトでのコンテンツ作成の仕事なども行っています。ビートルズと柴犬が好き。 [詳細]

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