作曲カウンセリング:作曲初心者・中級者向け情報サイト

作曲のやり方やコツ、音楽理論から気持ちの持ち方まで、作曲に関するいろいろなことを記事にしたサイト。作曲講座動画も随時更新中です。

コードの装飾~その3~

time 2009/10/31

■テンションの付加

コードの装飾として次に考えられる手法が「テンションの付加」です。テンションには、「三和音に音を足してできたメジャーセブンス/マイナーセブンスにさらに音を足して緊張感(テンション)を高める」という効果があり、テンション付加によってコードの構成音は5つや6つになっていくためコード進行の響きはより複雑に感じられます。高度な曲作りや大人びたムードを演出するには欠かせない手法で、JAZZやR&Bなどで聴くことのできるお洒落な和音の響きにはほとんどの場合テンションコードが使われています。

■テンションの種類、9thの利用法

テンションには「9th」、「11th」、「13th」の三種類があり、なかでも一番利用しやすいのが「9th」(ナインス)のテンションです。以下は「9th」適用の例です。

 [装飾前]
 C△7-F△7-G7-C△7 (I△7-IV△7-V7-I△7)
 ↓
 [装飾後]
 C△7(9)-F△7(9)-G7(9)-C△7(9) (I△7(9)-IV△7(9)-V7(9)-I△7(9))

メジャーセブンス(Vだけセブンス)を使ったコード例で、装飾後はすべてのコードに「9th」の音を足しています。9thの音が加わって、コードに高級感が増したように感じられます。この例のとおり9thの音はダイアトニックコード上「VIIm7(-5)」以外ほぼすべてのコードに使用できると考えて問題ありません。マイナーコードを含めたコード進行での例は下記のとおりです。

 [装飾前]
 C-Dm7-Em7-Am7 (I-IIm7-IIIm7-VIm7)
 ↓
 [装飾後]
 C△7(9)-Dm7(9)-Em7(9)-Am7(9) (I△(9)-IIm7(9)-IIIm7(9)-VIm7(9))
 ※IIIm7への9th付加は通常あまり好まれませんが便宜上記載しています。

すべてのコードが5つの構成音でできているため、こちらも響きは複雑です。もともとのコード進行(C-Dm-Em-Am)を考えると、セブンスとナインスが加わっただけでいかにサウンドが豊かになったかが体感できます。→次項『コードの装飾~その4~』



「オンライン授業で、曲の作り方がわかる」
詳しくはこちら → うちやま作曲個人教室

sponsored link

down

コメントする




作曲の方法・理論

教室のご案内

オンライン授業で作曲がわかる
インターネット環境があれば全国どこからでも受講できます。お気軽にご相談ください。

作曲講座動画



sponsored link

著者プロフィール

あつし

あつし

静岡市出身。16歳から独学で作曲を始める。高校卒業と同時に上京後、ライブ出演やインディーズ活動を経て、2006年頃に書いていた作曲ブログを発展させる形で「作曲カウンセリング」を開設する。現在は、自身の作曲教室での指導や、音楽系Webサイトでのコンテンツ作成の仕事なども行っています。ビートルズと柴犬が好き。 [詳細]

作曲便利ツール

ダイアトニックコード一覧pdf
すべてのキーのダイアトニックコードをpdfファイルにて一覧化しています。

サイト内検索