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音楽理論 | クリシェ(2)アレンジへの応用

クリシェの応用

前述の基本的な手法以外にも、実際の曲中ではクリシェをその曲に合った形に変化させて利用する事があります。

VImの一度音下降型クリシェの応用例1:キー=C

  • 変形前:Am → AmM7 → Am7 → Am6
  • 変形後:Am → AmM7onG# → Am7onG → Am6onF#
上記の例は一度音下降型のクリシェの構成ですが、ここでは内声として変化している一度の音をベース音にも当てはめて、二つ目のコード以降を分数コードにしながら、ベースが半音ずつ下降していくよう展開させています。

通常のクリシェが根音を保持して安定感を保つのに対して、ベースラインが動くことで「コードが展開している」という印象を与え、半音進行の構成音の変化をより際立たせることができます

VImの一度音下降型クリシェの応用例2:キー=C

さらに、上記例でのベース音の動きを活用しながら、それを次なるコード展開の足がかりとすることも出来ます。

下記はその例です。

  • Am → AmM7onG# → Am7onG → Am6onF# → F → E7
コード進行全体を通して、ベース音が「A」から「E」まで半音ずつ下降しています。

クリシェの半音進行の流れを活用しながら、そのまま「F」以降へ展開させることで、コード同士のつながりを違和感無く提示することが出来ています

動画で解説

文章ではよくわからない!」という方のために、下記動画でもクリシェについて、実演を交え解説しています。

是非参考にしてみてください。


上記以外にも、クリシェは曲の中でいろいろな形に応用されていくため、基本となる半音下降・上昇のクリシェをもとに、コード進行のいろいろな可能性を探ってみてください。

次の記事では、ノンダイアトニックコードの中でも特殊なコードである「ディミニッシュコード」について解説しています。→ 次の記事「音楽理論 | ディミニッシュコード(1)概要と使用方法」