Aメロは「導入部」

ブロックの始まりと終わりにどんな機能のコードを配置していく事が出来るか、ということを考えていきます。ここでは、代表的な曲形式「Aメロ→Bメロ→サビ」を用います。

Aメロの始まり

Aメロは導入部であるため、静かで安定感のあるブロックとして作りこまれるのが一般的です。リスナーがゆっくりとその曲に入り込んでいけるようなムードを提示するため、Aメロの初まりでは「安定」の機能を持つトニックが頻繁に使用されます。

またこれを正攻法として、あえてサブドミナントを配置してインパクトを与える、というやり方も選択できます。トニックよりも落ち着かない印象を与えるためそれが曲の個性になりますが、安定感がない分、はっきりとした意図を持ってコード進行をまとめ上げていくことが求められます。

Bメロの終わり

この例の場合、その後に控えるBメロに向けて、そこにつながるようなコードを用いる手法が考えられます。Bメロあたまのコードに対してドミナントモーションを作るようなコードは、リスナーに「次にいきたい」という印象を抱かせる為、Aメロの最後に使うコードとして効果的です。

また、Aメロは提示部でもあり、ブロック単体で雰囲気が完結してしまってもそれほど不自然に感じられないため、トニックでいったん終止させるやり方も考えられます。コード進行の安定感や使い勝手の良さを求めるのであればこちらの手法のほうが断然扱いやすいはずです。
→次項『コードの機能(ブロックの始めと終わり:Bメロ)』



作曲教室もやっています