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繰り返しと規則性

time 2016/02/06

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リスナーが把握しやすい構成を提示する

リスナーは、潜在的に構成を把握しながら曲を聴いています。楽曲に構成面でのわかりやすさを盛り込むことで、それは捉えどころのあるものとなって、親しみやすいものである、とリスナーに認識されていきます。

構成面でのわかりやすさ、とは、すなわち繰り返しと規則性を指していて、フレーズの構成、コード進行、ブロックの小節数などに繰り返しと規則性を設けることで、それらがわかりやすさを生みます。

繰り返しと規則性の実施例

以下は、わかりやすさに配慮したフレーズと、そうでないものの比較例です。

  • [A] ドレミ・ドレミ・ドレミファソ
  • [B] ドレミ・ミソファレド・レ・ドソ

この例では、一聴してAの方に親しみやすさを感じるはずです。「ドレミ・ドレミ」という繰り返しによって構成に規則性が生まれていて、つながっているフレーズがひとつのパッケージのように、意味のあるものに感じられます。

それとは反対に、Bには構成に規則性がないため散漫な雰囲気があって、フレーズのつながりに意味を感じられません。

また、下記はコード進行においてわかりやすさに配慮した構成と、そうでないものの比較例です。

  • [A] C-C-Dm7-G7-C-C-Dm7-G7
  • [B] C-Dm-Em-F-G-F-Em-Am

フレーズの例と同様に、Aは構成を容易に把握できる反面、Bはコードの構成に意図が感じられず、ただ単にコードが並んでいるだけのように感じられます。

フレーズとコードの双方の例に共通していることは、ある程度のまとまりを一定の間隔で繰り返している、ということで、これはロック・ポップスの曲構成を考える上での原点となります。

「メロディやコードを延ばして展開させる」という行為には「繰り返してつなげる」という意味が含まれていて、展開を考える際には「どのようにそれらを繰り返しながら延ばしていくか」、という発想のもとに作業は行われていきます。

いろいろなやりかたがある

繰り返しの手法にルールは無く、直接的に同じことを繰り返す、というやり方はもちろんのこと、他にもさまざまな解釈が用いられています。

メロディを発展させながらコード進行だけを繰り返したり、それとは逆に短いフレーズを繰り返しながらコード進行は展開させていったり、また4小節以上にまたがるような大きな構成を繰り返したり、メロディとコードは展開させながらリズムだけを単調に繰り返したり、とその手法もさまざまです。

さらには、これらを踏まえたうえで、あえて繰り返さない構成を意図的に演出することも頻繁に行われています。

既存の曲の中で繰り返しと規則性がどのように提示されているかを分析していくことで、実践的な手法を把握することが出来るはずです。



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著者プロフィール

あつし

あつし

静岡市出身。16歳から独学で作曲を始める。高校卒業と同時に上京後、ライブ出演やインディーズ活動を経て、2006年頃に書いていた作曲ブログを発展させる形で「作曲カウンセリング」を開設する。現在は、自身の作曲教室での指導や、音楽系Webサイトでのコンテンツ作成の仕事なども行っています。ビートルズと柴犬が好き。 [詳細]

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