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作曲のコツ | R&Bの作曲アイディア

こちらでは、「R&B的な雰囲気を持った曲」を作るためのアイディアについてご紹介しています。

「R&Bらしさ」を持つ曲の定義

ひと言に「R&Bらしい」と言っても、人によってその定義は異なります。

下記は、一般的に「R&B的である」とされる要素の一覧です。

  • オシャレ・都会的
  • ゆったりのれる(横ノリ)
  • 複雑な音程を持ったメロディ
  • 深みのあるボーカル

「オシャレ・都会的」とは、サウンドが華やかで洗練されている、という状態を指します。

また「ゆったりのれる」という要素は、「直線的なビート」ではなく、いわゆる「グルーヴ」と言われるような、16分音符によるリズムを持った曲調であるということを意味しています。

メロディは、ロックなどで聴けるような規則正しく単純なものよりも、複雑に変化する音程を持ったものを採用することが多いです。

「深みのあるボーカル」は表現方法の一つを指しますが、体全身で歌い上げるソウルフルなボーカルはR&Bサウンドの特徴のひとつでもあります。

「R&Bらしい雰囲気」を持つ曲を作るための実践的アイディア

1. 16ビートのリズムを使う

既に述べた通り、R&Bの曲調では16分音符のリズムが頻繁に活用されます

これは、あわせて挙げた「複雑な音程を持ったメロディ」や「深みのあるボーカル」にもつながる要素です。

目安として「BPM=90」(1分間に90拍)近辺のテンポがよく使われていて、それを16ビートの細かいリズムで刻むことでR&Bらしさが生まれます。

2. コードを四和音にする

コードの構成音を増やすことで、サウンドが持つ雰囲気を都会的なものにしていくことができます。

下記はキー=Cにおける、三和音でのダイアトニックコードのみによる構成例です。

C → Am → Dm → G
これを元に、すべてのコードをダイアトニックコードやその延長にあるに概念に沿って五和音にしたものが下記例です。
CM7(9) → Am7(♭13) → Dm7(9) → G7(13)
それぞれを聴き比べることで、五和音による構成の方がより都会的な雰囲気を持っていることがわかります。

このようなテンションを含む構成を、前述の「16ビート」によるアプローチによって表現することで、多くの場合「R&Bらしいサウンド」を作り上げることが出来ます。

3. ループコードの構成にする

既に述べた通りR&Bは「ゆったりのれる」という曲調をその要素とするため、多くの場合ドラマチックな曲展開は求められません。

そのような意味から、曲構成を4つから8つ程度のコードのつながりをひたすら繰り返す「ループ」の構成とするケースも多く見られます。

「ゆったり」のリズムによってその「コードの繰り返し」を楽しむ、というようなイメージです。

一般的には、前述したようなテンションを含む4つのコードからなる構成を何度も繰り返し、その伴奏を背景としてメロディを歌っていきます。

そのうえで、コードは同じものを繰り返しながらメロディのみを次第に変化させていき、冒頭で「R&Bらしさにつながる要素」として挙げた「複雑な音程を持ったメロディ」によってそれを表現していきます

ループ構成について

ループの構成は、あるひとつのコード構成を繰り返すだけであるためコード進行の構築を検討する必要がありません。

反面で、繰り返しに耐えられるような聴き応えのあるコード進行や、「同じコード進行の上で違ったメロディを提示する技術」などが求められます。

簡単なようで奥が深いのがループ構成を活用した曲作りです。

動画で解説

文章ではよくわからない!」という方のために、下記動画でもR&Bの作曲アイディアについて実演を交え解説しています。

是非参考にしてみてください。

まとめ

ここまでご紹介した「R&Bの作曲アイディア」のまとめです。

  • ゆったりしたリズムを活用する
  • テンションコードなどにより都会的なサウンドを作る
  • ループ構成はR&B的雰囲気を生み出しやすい

2000年代以降、日本でもR&Bのサウンドが一般に浸透してきたことでそのような曲調を作ってみたいと希望される方は多くなっています。

こちらでご紹介したアイディアをもとに、よりR&Bらしい雰囲気が感じられる曲について是非探求してみて下さい。

洋楽的でオシャレなR&Bが完成すると気持ち良いものです