作曲用書籍|「パーソナルブランディング」


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アーティストが備えるべき「ブランド」

いかにして唯一無二の存在になるか

アーティストとして活躍していくにあたり、優れた個性は必ず必要となります。

数多くいる人々の中で、唯一無二の存在になることが大切で、それがアーティスト本人の価値となり、そこから仕事が生まれ、その成果が評価につながっていきます。

この「唯一無二の存在になること」を実践する時、本書で語られている「ブランディング」の概念が効果を発揮します。

本書では、主にビジネスの現場において、自分だけのスタイル=「パーソナルブランド」を確立させて、「真っ先に思い浮かぶ人物」になることが大切である、と説かれています。

やることを減らして、ブランドを研ぎ上げる

「パーソナルブランド」が確立させると、信頼性が増加して、それがさらに有益な人々をひきつけ、環境が次第に変わっていきます。

中でも「やることを減らすべき」という指摘は核心をついており、これはアーティストにも言えることだと感じました。

流行りの音楽や、他人がやっている音楽をうらやましく感じて、なんでもかんでもやってしまうことで個性がなくなってしまう例は多々あります。

たとえワンパターンでも、自分に合っていて、自分にしかできないことを突き詰めてやる方がはるかに意味があると、この本を読んで考えさせられました。

また、筆者は「中途半端な宣伝活動よりもブランディングを優先すべき」とも語っています。

今後の創作活動を踏まえ、自分自身の個性やブランドについて、改めて整理する機会を与えてくれる一冊です。