常に意識的にメロディを歌うことで上達する
脳と体を「作曲をしていく状態」に整えるく
メロディを作る練習は、訓練という以外にも、「作曲前のウォーミングアップ」として効果があります。
スポーツ選手が試合前に準備運動をして体を慣らするように、作曲でも、同じく思考回路や体を「作曲をしていく状態」に整える行為が意味を持ちます。
実際の作業の前に、前述の「メロディを作る練習」を行うことで、メロディを発することが体に、メロディを変えていくことが脳に働きかけて、創作がはかどることを体感できるはずです。
メロディ語
作曲家の林哲司さんは、著書「新・ポップス作曲法」の中で、「誰もがメロディ語を持っている」と述べています。
「沢山の音楽に触れることで誰しもが自然とメロディを創作できるようになる」、「言葉と同じようにその『入力・発音』積み重ねていくことで、まるで話をするように次々とメロディを生み出していく事ができるようになる」というその考えは、メロディ作りの真髄を簡潔に表現しています。
メロディを生み出す技術は日頃からの訓練によって自然と上達していきます。
自分たちが普段話している言葉と同じような感覚で常にメロディを発するよう心がけて、鼻歌を口ずさむような感覚で気軽に向き合っていけば毎日の訓練も自然と楽しめるようになるはずです。
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