先生の生涯と漫画への想い
小学校の頃にNHKでやっていた「まんが道」というドラマを見て以来、クリエーターとしての「藤子不二雄」に興味を持ち、諸作の文庫本やアニメ、そしてややマイナーな作品も少し読んできました。
そんな中で、川崎市にある「藤子・F・不二雄ミュージアム」は前々から一度は行かなければと思っていた場所ですが、実際に行ってみて、やっぱり行って良かったと思える場所でした。
いわゆる「ミュージアム=博物館」的な位置づけであるため、やっぱりその生涯とか、制作の裏側とか、漫画にかける信念やライフスタイルにスポットが当てられています。
今回は「ドラえもん」と「キテレツ」の類似性、みたいな展示が行われていて、そちらも楽しむことができました。
「超一流のプロ」の仕事を垣間見る
私も、日頃から作曲をする身として「制作」の難しさを多少なりともわかっているつもりで、それがここぞという時にお客さんに伝えるべき作品であるならばなおさら。
思うに、プロの漫画家、しかも超一流である藤子・F・不二雄先生ともなればそれをより高い次元でやらなければならないわけで、その努力や苦労は相当なものだったのだと改めて考えさせられました。
漫画は作曲と違って、まずストーリーを考え、セリフを考え、構図を考えてそれをコマに分け、そこに絵を描き込んでいく、という、一人五役くらいを請け負っているわけです。
音楽で言えば、作詞と作曲と編曲とレコーディングとミックスとマスタリングを一人でやるようなものでしょうか。…それはそれで大変ですね。
というわけで、そんな藤子・F・不二雄先生のプロとしての仕事ぶりが体感できて、自分も「心新たに頑張ろう!」と思った、というお話でした。
東京・神奈川あたりにお住まいの方は是非一度行ってみて下さい。
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