【作曲を独学で進めるときの勉強方法】これをやれば作曲は上手くなる!「上達に欠かせない5つの柱」とは?


作曲をやる以上は、やっぱり良い曲を書きたいものです。

しかし、ただ気ままに取り組んでいるだけではそれなりの曲しか出来上がりません。

また、これといった作曲の勉強方法が見つけられなければ上達にも時間がかかってしまいます。

では効率よく、しかも確実に作曲を上達させるためにはどんなことを実践していけばいいのでしょうか?

こちらのページではそれらを踏まえて、作曲の勉強方法にも通じる「作曲の上達に欠かせない5つの柱」という概念をご紹介していきます。

※ページの最後には動画でも解説を行っています。本ページで概要に目を通したうえでそちらをご覧いただくと、より理解が深まるはずです。

では、これ以下より詳しくご説明していきます。

作曲初心者が抱える多くの悩み

確信が持てない

曲作りを始める理由はみなさんそれぞれですが、いざやってみると案外難しいものですよね。

「メロディが思いどおりに浮かんでこない」「コードをどんな流れでつなげばいいかわからない」「曲展開のさせ方がわからない」など。

いろいろな場面で迷ってしまうはずです。

メロディやコード、また曲全体を含め「それっぽいもの」は出来るはずです。

しかし、なんとか形に出来たそれらも、「これでいいのかな?」という仕上がりになることがほとんどかと思います。

そこから曲作りを繰り返していけばそれなりに制作活動は続いていくのですが、どうにも自分自身の作業に確信が持てず、効率が良くない気がする…。

いわゆる「作曲をものにする」ためには一体どんなことを勉強していけばいいのだろう?とやっぱり気になってしまいます。

作曲上達のためのメカニズム

最も効率的で確実な「上達への道筋」

何ごとにおいてもそうですが、上達に向けた道筋はひとつではありません。

そんな中で「最も効率よく、最短期間で確実に上達できるやり方」こそが、みなさんに一番喜ばれるものであるはずです。

私は16歳から作曲を始めて25年以上、これまで作曲に対して多くの時間を使ってきました。

そんな自分が、作曲に対して考え、悩み、時に遠回りをして学んだり、ここ数年は人に教えるということを通して割り出すことのできた「作曲上達への道筋」があります。

それこそが、この記事のタイトルにもなっている「作曲の上達に欠かせない5つの柱」という概念です。

ある方の実例

本サイト内の他記事にも記載していますが、ある方は私と知り合った頃にはまだ作曲をやったことがなくギターが少し弾ける程度でした。

彼は多くの初心者と同じように自分自身の曲作りに確信が持てず、思うように上達できないことで作曲に対して悩みを抱えていました。

そんな彼に前述の「5つの柱」を実践してもらったところ、徐々に自分の力だけで曲を生み出せるようになり、結果的には私でも驚くような良い曲を作れるようになっていったのです。

下記の画像は、彼の作った曲アイディアの音源ファイルをまとめたものです。

作曲について右も左もわからない状態だった彼が、ここまで沢山の曲を作れるようになったことを思うと、感慨深いものがあります。

「作曲の上達に欠かせない5つの柱」の詳細

「5つの柱」の中身

ここまでお伝えしている「作曲の上達に欠かせない5つの柱」ですが、その中身は以下の通りです。

作曲の上達に欠かせない5つの柱
  1. 曲作りの実践
  2. 曲分析の実践
  3. 音楽理論の学習
  4. 作曲方法論の学習
  5. 曲を沢山聴く
作曲を効率的に、かつ確実に上達させるためにはこれらのうち一つでも欠かすことができません。

より具体的に言えば、この5つの中で「曲作り」を大きな柱として、まずそれにしっかりと取り組みます。

そして残りの4つをそこに集約させるように実践し、そのサイクルを回すように知識と技術を深めていきます。

これ以降は、5つそれぞれの詳細についてご紹介していきます。

「1. 曲作りの実践」について


まず一番目の「曲作りの実践」についてですが、これが作曲上達に対する最も大切な取り組みです。

曲作りを上達させたければ、それを繰り返し行うことは絶対に欠かせません。

ここで、「その『曲作り』が上手くできないからこの記事を読んでるんだけど…」という声が聞こえてきそうですが、そういった気持ちもすごくよくわかります。

しかし、例えば英語を一言も話さずに英会話を上達させた人はいないように、上手くなりたければそれに取り組む以外には方法が無いのです。

ここでポイントとなるのは「慣れないうちは難しいことをやろうとしない」ということです。

まずはシンプルな構成を持った短い曲を目指し、一曲を作り切ることを一番の目的とします。

曲を作り終えることができたら完成した曲を振り返り、そこで何が出来て何が出来なかったのかを明らかにします。

そうして何回も作曲を重ねていくことで段々とスムーズに、確信をもって作業を進めていくことが出来るようになっていきます。

さらには、「5つの柱」のうちの他4つすべてをこの「曲作りの実践」に集約させていくため、それらの習得が進むのと同時に曲作りの作業精度と作品の質は向上していきます。

「2. 曲分析の実践」について


「曲作り」の次に大切なのが、この「曲分析の実践」です。

「曲分析」とは、すなわち「既存の曲を作曲者の視点から紐解く作業」です。

これを行うことで「『曲』とはどのようなものか?」が理解できるようになります

曲の成り立ちがわかることで「どのようにそれを組み立てればいいか」ということがわかるようになるのです。

結果として、作曲の技術は向上していきます。

また、分析実施にあたっては「何を分析するか」という観点も必要になります。

作曲上達につながる項目を作曲者として意図を持って無駄なく分析していくことがポイントです。

そして、そこで習得した「分析力」を自分自身の曲作りに応用していくことで、それを作曲上達につなげていきます。

※以下のページでは、ご希望の方にオリジナルの「曲分析マニュアル」(PDF ※全26ページ)を差し上げています。
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「3. 音楽理論の学習」について


曲作りを円滑に進めていくためのツールとなるのが、ここで学習する「音楽理論」です。

一般的に言われる「音楽理論」の範囲はとても広いものですが、ポピュラー音楽の作曲におけるそれは、主に「コード」と「スケール」についての知識を指します。

作曲レベルに合わせて段階的に音楽理論を学んでいくことで、曲作りの際のコード進行構築やメロディ作りが意図的なものに変わっていきます。

理論的な裏付けを持った作業は、その場の思い付きや勢いに関係なく、どんなときでも水準以上の結果をもたらします。

これは継続的な作曲活動における作業時間の短縮と作業水準の維持につながります。

また音楽理論は「曲分析」においても活用することができて、理論的な側面から既存曲を紐解くことでさらに理解を深めることができるようになります。

※音楽理論学習に際して「何をどの順番で、どこまで学べばいいか?」について解説した以下の記事も是非参考にしてみてください。
音楽理論を知りたい人のための「学習の見取り図」※音楽理論の何をどの順番で学べばいいか

「4. 作曲方法論の学習」について


音楽理論と共に欠かすことができないのが「作曲の方法論」です。

これは、具体的には「曲をどのように組み立てていけばいいか」という内容を体系化したものです。

この方法論を知ることで、音楽理論と同じく一曲を完成させる作業が理論的な裏付けを持ったものに変わります

音楽理論と同様に、それは作業時間短縮と作業水準の維持を実現します。

平たく言えば「作曲の方法論」は「良い曲にするための方法」とも言えます。

こちらも同じく曲分析に活用することが出来て、実例に触れることで実際の曲作りにもそれらを活用していくことが出来るようになります。

※「作曲方法論」に相当する知識については、以下のカテゴリページにある各記事を参考にしてみて下さい。

「5. 曲を沢山聴く」について


「5つの柱」最後の一つが「曲を聴く」という取り組みです。

これは、アウトプットを増やすためのインプットにあたる作業です。

「作曲が思うように上達しない」と悩んでいる人の中には、この「曲を聴く」ということをおろそかにしている人が本当に多いです

自分の好きな、ごく限られた範囲の音楽だけを気が向いた時に聴いている程度では、納得のいく音楽が作れるようにならないのは当然です。

インプットの量は必ずアウトプットの質につながります。沢山の音楽を取り入れるほど発想は豊かになり、作れる音楽の質は高まって幅も広がっていきます。

また素晴らしい作品に触れることで制作欲求を高めることにもつながるため、日常的に沢山の音楽に触れることは作曲を継続させていきたい人にとって欠かすことのできない行為です。

現在は「LINE Music」「AppleMusic」「Amazon Music」などの定額制の音楽サービスが一般化してきているため、それらのアプリを活用すれば膨大な音楽を好きな時に好きなだけ聴くことができます

これは、聴きたい音楽の為にその都度CDを買ったりレンタルしていた昔を考えるとすごいことです。

サービスは三か月間無料で試すこともできるため、ひとまず一度使ってみるだけでもその素晴らしさを体感できるはずです。

「5つの柱」を掛け合わせる

ここまで「5つの柱」の詳細をご紹介しましたが、これらを実践する上でポイントとなるのは「それぞれを掛け合わせる」ということです。

これは、例えば「音楽理論」を習得したら「その理論の知識を用いて曲分析をする」というようなことを指します。

他にも、新しい音楽を聴いたらその中で気になるコードの響きを分析することができます。

新しく覚えた作曲の方法論を使いながら曲を作ることもできます。

「5つの柱」のそれぞれを別々に理解するのではなく、すべてを複合的に扱いながら作曲活動に向き合っていくことが大切だということです。

既に述べたように、「5つの柱」は最終的に「曲作り」に結びつくものです。

すべてを掛け合わせながら、そこで得た知識を必ず曲作りにフィードバックさせるようにして、「5つの柱」のサイクルを回すように取り組んでいけると理想的です。

作曲を独学で学ぶ方法について

これ以降は、独学で作曲を学ぶための具体的な方法についても触れておきます。

ネットで学ぶ

作曲の独学方法として真っ先に思いつくのが、ネット上にあるWebサイトや動画を見ながら無料で学習を進めるやり方ではないでしょうか。

この方法の一番のメリットはやはりお金がかからないところです。

現在作曲関連のサイトや動画はかなり充実してきており、詳しく解説されているものも多いためそれらを活用すればある程度のところまで学ぶことができるはずです。

気兼ねなく、今すぐにでも学習を始められるところも魅力の一つです。

ネットによる作曲の学習には、是非当サイトもご利用ください。

本で学ぶ

ひと昔前に比べて作曲に関する書籍も充実してきています。

通常Webサイトや動画で作曲を学ぶ場合には自分から情報を収集していく姿勢が必要になりますが、本は情報がまとまっているため必要な知識を一度に知ることができます。

書籍を購入する費用が掛かりますが、効率を重視するとこちらの独学方法もメリットがあるといえます。

また、Amazonがやっている「Kindle Unlimited」を活用すれば月々の定額制でいろいろな本が読めてしまいます。

リットーミュージック系の雑誌や音楽書籍がかなりあるため、上手に活用すればわずかな出費でいろいろな知識を得ることが出来るはずです。

※「Kindle Unlimited」については以下のページでも解説しています。
「Kindle Unlimited」で作曲や音楽関連の電子書籍が読み放題!思いのほか沢山あります!という話

さらには、少し昔ながらの方法ですが地域の図書館などを利用してみるのも良さそうです。

いずれにせよ、本を使って学ぶスタイルは独学の基本的なやり方だといえるでしょう。

通信講座で学ぶ

独学のために音楽関連の通信講座を活用することも考えられます。

多くはいわゆるオンラインレッスンのようなものですが、本来の意味での「独学」になるような、動画やテキストによって作曲を学ぶ通信講座もいくつか存在しています。

オンライン学習サイトとして海外で有名な「Udemy」などはまさにその類のもので、作曲系の講座は英語のコンテンツが多いですが日本語のものも充実しつつあります。

30日間返金保証もあるので、より効率良く独学をするにはこのようなオンライン講座を活用してみるのも方法のひとつかもしれません。

まとめ

ここまで「作曲の上達に欠かせない5つの柱」の概念とその詳細、取り組み方などについてご紹介してきました。

「曲分析」によって曲の成り立ちを理解し、「音楽理論」と「作曲方法論」を知って「沢山の音楽を聴く」。

その上で「曲作り」に取り組めば、納得できる曲が作れるようになっていくのは当然です。

やみくもに曲作りを続けるのではなく、この「5つの柱」のような指針を得ることはモチベーションの維持と無駄のない上達のために大きな意味を持ちます。

こちらのサイトでもそれに関連したいろいろなアイディアを随時ご紹介していきますので、それらも参考にしながら是非この「5つの柱」に取り組んでみてください。

やれば必ず結果が出ますので、努力を積み重ねて着実にレベルアップしていきましょう!

徐々に、そして確実に上手くなっていきます。

補足

以下のページでは、ここまでに解説した「作曲の上達に欠かせない5つの柱」をどのような順序で実践すればよいか?という点を詳しく解説しています。
実践編「作曲の上達に欠かせない5つの柱」をどのような順序で進めればいいか?を解説

動画で解説

下記動画でも「5つの柱」について解説しています。「文章ではよくわからない」という方は、是非こちらも参考にしてみて下さい。

作曲勉強会

曲分析マニュアル

オンラインレッスン