こちらのページでは、作曲に行き詰まりを感じてしまったときの考え方や対処法について解説していきます。
ポイントとなるのは「作曲をしている自分に誇りを持つこと」、「視野を広げること」、そして「作曲を継続させること」です。
どんな曲でも許容する誇りを持ち、視野を広げて作曲を継続させる
自分が生み出す曲にいまいち納得できず、作曲に行き詰ってしまうという方は案外沢山います。
作り出すメロディやコード進行に納得できないためいまいち気分が乗らず、それによって作曲がなかなか進まない状態はもどかしいものです。
では、その状態をどのように打開していけばいいのでしょうか。
自分に誇りを持ち、一曲を完成させる
まず第一に、初心者の時点で作曲に行き詰まりを感じてしまったときには「慣れないうちは立派な曲が作れなくて当たり前だ」と考えるようにしましょう。
何ごとにおいてもそうですが、経験が少ない状態でいきなりプロのように立派な結果を出せる人はいません。
そのためもっと楽に考えて、ゼロから曲を作り上げるその行為そのものに誇りを持つことが大切です。
どんなにありがちな曲でもそれを作っている自分を誇りに思い、とにかく一曲を完成させることを目的にしてみて下さい。
自分のセンスを疑わないこと
初心者が作曲に行き詰まっている時、「もしかして自分には作曲のセンスがないのかも?」と思ってしまうことがあります。
そんな時は「センスは身につけることができるものだ」と考えるようにしてください。
この点について、詳しくは以下のページにて解説しています。
「作曲のセンスがない」は経験値の差|音楽経験を沢山積んで作曲センスを身に付ける
積極的に視野を広げる
さらには、知らなかった音楽理論を学んだり、音楽を幅広く聴いたり、積極的に新しい経験をするようにしてみて下さい。
ある程度作曲の経験を重ねたひとが行き詰まりを感じる時、ほとんどはこの点を改善することでそれを解消することができます。
「自分はそれなりに経験をしてきたし、自分の作曲にプライドを持っている」という人でも、案外狭い視野で活動を続けているものです。
行き詰まりを感じた時は「新たな知識を身につけているか?」「新たな経験をしているか?」と自分に問いかけて下さい。
新たなことに視野を広げると、それまでに思いつかなかったアイディアが浮かんだり、身につけた新たな手法によって新鮮な気持ちで作曲に取り組むことができるようになります。
この「新たなことに視野を広げる」という点について、詳しくは以下のページをご確認ください。
作曲のスランプを乗り越える|悩みやマンネリ改善に効果のある4つの行動
上記ページでも述べている通り、これには心を柔軟にしておくことが必須です。
新たなことに積極的に取り組むと、行き詰まりはおのずと解消されていきます。
作曲を継続させる
ここまでを踏まえ、最も重要なのは「作曲を継続させる」ということです。
結局のところ、作曲は曲作りを続けることでしか上達できません。
どんな状況にあっても曲作りを継続していれば必然的に作曲は上達するため、「自分の作る曲に納得できない」という局面は段々と減っていきます。
結果的に、行き詰まりはなくなっていきます。
そもそも作曲のモチベーションが上がらない時は?
上記を踏まえ、それでも行き詰まりによって作曲のやる気が無くなってしまったり、モチベーションが大きく下がってしまうことがあります。
そんな時は他人の作品を聴いたり、同じように作曲をする仲間を作ったり、作曲する目的を明確にすることでそれらを回復させることができます。
この点について詳しくは以下のページにて解説しています。
【具体策あり】作曲のやる気を高め、モチベーションを維持させる4つの行動|刺激を得てそれをエネルギーに変える
まとめ
ここまで、作曲に行き詰まりを感じてしまったときの考え方や対処法について解説してきました。
まとめは以下の通りです。
- まず第一に、作曲をしている自分に誇りを持つこと
- 「センスがないのかも?」という考えを捨て、「センスは身につけることができる」と理解する
- 新たなことに視野を広げて、いろいろなことから刺激を受ける
- 何があっても作曲を継続させ、上達によって行き詰まりを乗り越える
- やる気が出ない時は意識的に刺激を得るような行動をとる
既に述べたとおり、作曲の行き詰まりは上達によって解消させることができます。
まずは自分に誇りを持ち、いろいろなことに取り組みながら作曲を継続させることを目標にしてみて下さい。
補足
上記の内容と関連して、いかにして作曲を継続させ、効率良く作曲を上達させていけばいいか、という点について以下のページで解説しています。
是非参考にしてみて下さい。
作曲を独学で進めるときの勉強方法 「上達に欠かせない5つの柱」とは? これをやれば作曲は上手くなる!
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