「作曲を趣味にすること」を私がおすすめする理由 いいこと満載【作曲】の正体

先日、以下の投稿をしました。

老若男女問わず作曲を趣味にするのは超おすすめです。

一人でやれる
すぐやれる
いつでもやれる
家でやれる
体力/年齢/性別関係なし
作品が溜まる
物づくりの楽しさ
緻密に作り込むやりがい
音楽の心地良さ
人に自慢できる
アーティストになれる

30秒くらいでこれだけ挙げました。やりましょう

ここに挙げた通りなのですが、もし現在

  • 何かいい趣味はないかな
  • 作曲を趣味にしてみようかな

と考えているのなら、これまで28年作曲に取り組んできた身として「作曲を趣味にすること」を本当におすすめできます。

こちらでも、理由を整理しながらその点についてより詳しくご紹介してみます。

「作曲を趣味にすること」の良い点

私が上記投稿で列挙した「作曲を趣味にすること」の良い点を改めて以下に示します。

  1. 一人でやれる
  2. すぐやれる
  3. いつでもやれる
  4. 家でやれる
  5. 体力/年齢/性別関係なし
  6. 作品が溜まる
  7. 物づくりの楽しさ
  8. 緻密に作り込むやりがい
  9. 音楽の心地良さ
  10. 人に自慢できる
  11. アーティストになれる

ここでは、それぞれについて少し詳しく解説してみます。

1. 一人でやれる

そもそも趣味は自分の楽しみや健康などを目的として取り組むことがほとんどで、ある意味で自己中心的なものともいえます。

こちらで挙げた「一人でやれる」という点は、まさにそれを満たすものです。

他にもいくつかある同じ系統の趣味の中でも特に作曲は「一人で取り組むもの」という傾向が強く、言い方を変えれば「自分の好き勝手にやることができるもの」です。

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これは、芸術系の趣味ならではの特性といえます。

作曲をしていると時に孤独を感じることもありますが、それもまた曲作りのひとつの姿です

誰に干渉されることも無く独自の世界を作り上げることができる、というスタイルは「趣味」という言葉の持つ意味の本質にもつながるものです。

2. すぐやれる

趣味を実施するにあたり「取り組むための障害が少ない」という点もポイントとなりますが、作曲はその点にも優れています。

私がおすすめの方法として提唱している「楽器を弾きながら歌ってやる作曲」は、「曲作りを始めよう!」と考えてから楽器を手にして数秒で始められます

▼以下のページでは、その概要について解説しています。
【ピアノで作曲!楽器が弾けなくても大丈夫】作曲初心者がピアノやキーボードで作曲する方法

思ったときにすぐ取り掛かれる、という意味でスピードを意識する人や合理的な人にもおすすめできます。

3. いつでもやれる

次に挙げられるのが「いつでもやれる」という点で、これは上記と同じく「始める/続けるための障害が少ない」というところに分類されるものです。

作曲は時間やタイミングを問わずいつでもやれるもので、言い方を変えれば、体力・気力が続く限りいつまででもやり続けられるものでもあります。

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私の経験上、作曲は趣味に取り組む姿として想像できる「没頭する」という言葉が似合う作業です。

こちらも芸術系の趣味らしい特性で、何かを極めたいと考えている人に作曲は最適です。

4. 家でやれる

趣味によってはやれる場所が限られているものも多く、特にスポーツ系の趣味などは屋外や体を動かせるスペースが必要になることがほとんどです。

反面で作曲を行うために広い場所は必要なく、自宅でも問題なくやれてしまいます

前述した「ピアノを使って歌いながらやる作曲」であれば、電子ピアノの音量を絞ったり、ヘッドフォン等をつなげば音も出さずに済みます


ここまでに挙げたいくつかを要約すると、

自分ひとりだけで、自宅で、いつでも、思ったときにすぐやれて、いつまでもやれるもの

が作曲だといえます。

5. 体力/年齢/性別関係なし

前述したスポーツ系の趣味には「体力」や「年齢」が関わるものですが、芸術系の趣味に分類される作曲にはその点の障害もありません

また、本来趣味に性別は問われないものでありながらも、実際のところ

  • 男性的な趣味
  • 女性的な趣味

という一般認識があるのも事実で、それらが趣味を始めるための壁となってしまうこともあります。

そのような意味から作曲に性別は関係なく、男女問わず誰でも取り組めます

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作曲は「老若男女がやれる趣味」だといえます。

6. 作品が溜まる

芸術系の趣味ならではの点として挙げられるのが、この「作品が溜まる」という楽しさです。

もちろん曲を作る行為自体も楽しめますが、自分が取り組んだ成果を作品として残せるところがまたそのやりがいにつながります。

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このあたりは、古くは「切手集め」などのコレクション系の趣味にも通じるところがあると個人的に捉えています。

その場限りの楽しさではなく、趣味を通して何か実績や成果を残したいと考えている人にはうってつけです。

7. 物づくりの楽しさ

作曲は、ここまでに述べているように「芸術系」の趣味でありながら、楽器の演奏などとは違って「物を作る行為」に分類されるものです。

そのような意味から

  • プラモデル作り
  • 料理・スイーツ作り
  • アクセサリー制作
  • ハンドメイド雑貨制作

などに代表される、「作る系」の趣味ならではの醍醐味も味わえます。

頭の中で考えたものが実体として作品になっていく過程はスリリングで、かつ作ったものは上記で述べたように作品としてきちんと残すことができます。

8. 緻密に作り込むやりがい

上記「物づくりの楽しさ」に付随するものとして、「緻密な作り込みができる」という点も作曲を趣味にすることの良さに加えることができます。

これは、どちらかといえば「設計」「プログラミング」にも似た「理系的な行為」を実践できる、という点を意味するものです。

一般的に作曲は、

  • 歌いたくなるメロディを生み出す
  • 聴いていて心地良いハーモニーを生み出す

などのように、感性に訴えかける「感覚系」の作業に取り組むものと捉えられています。

もちろんそのような要素も求められますが、私がこれまで長年作曲に取り組んできた経験をもとにすると、作曲にはそれと同じく「論理的な組み立て」が必要になります。

これは、いわゆる「1+1=2」というような、理路整然とした考えのもとに作業を進めていく局面が思いのほか多い、ということです。

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これ踏まえると、「感じたままにやる行為」と「辻褄をあわせるようにやる行為」を混在させて行うのが作曲だといえます

芸術系の趣味でありながら、そのように「論理的思考」を得意とする人も楽しめるのが作曲です。

9. 音楽の心地良さ

作曲は「音楽を作る行為」であるため、もちろん純粋に音楽を聴くことや音を生み出すことも楽しめます。

つまり、作曲はここで挙げたように「音楽そのものの心地良さ」を味わえる趣味で、音楽が好きな人にとってはこの上ないものです。

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多くの音楽好きな人は、まず「楽器の演奏」に取り組んでみたいと考えるはずですが、それをより深く追求するために作曲へ移行するケースも多いです。

作った音楽によって自分が心地良くなれるというのは、考えてみるとものすごく効率が良いです。

10. 人に自慢できる

ページ冒頭でも述べたように、本来趣味は「自己中心的なもの」でもあり、その内容や取り組んでいる行為を人にあれこれと言う必要のないものです。

とはいえ、やはり「趣味にする以上は人に誇れるものに打ち込みたい」というのが多くの人の考えるところで、そのような意味から作曲は人に自慢できるものだと私は考えています。

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ここまでに述べたように作曲はいろいろな利点をあわせ持つ行為で、多くの人にとって身近な音楽を扱う行為でもあることから、みんなのイメージも良いはずです。

趣味は人に自慢するためにやるものではありませんが、「満足度が高い」という意味で、この点も作曲を趣味にすることの良さに加えることができます。

11. アーティストになれる

最後のひとつは文字通り「アーティスト=芸術家、表現者」になれるという点で、これはここまでに述べたいくつかの内容を包括するものでもあります。

つまり、

  • 頭の中にあるイメージを音楽にする
  • 物づくりの行為
  • 受け手に訴えかけるものを緻密に作り込む
  • 作品を残す

などを趣味として実践し、それを「自分らしさ」や自分の肩書のようなものにすることができる、ということです。

また、その延長にはアーティストとして本格的に活動をしたり、それを本業にしてしまうことも想定できます。

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上記に至らないまでも、作曲を「ライフワーク」「生きがい」のようなものにすることもできるはずです。

ここまでくると作曲は趣味以上の存在になりますが、そこまで追求する価値のあるものだと私は考えています。

まとめ

ここまで、「作曲を趣味にすること」の良い点(おすすめできる点)について詳しく解説してきました。

私自身が作曲に深い思い入れを持っていることから、かなり肩入れをしてしまっている点は否定できませんが、それでも作曲の素晴らしさが少しでも伝わったなら嬉しいです。

また、以下のページでは作曲の概要や方法などについて初心者向けにまとめています。
作曲初心者向け 作曲超入門 具体的な作曲方法とやり方のコツ

これらの内容が、多くの人が作曲を趣味にするきっかけになれば良いなと考えております。

作曲は趣味としてすぐに始められて、長く続けられるものです。

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