コード構成音を両手で配置する
ジャズ系バッキングの理解に最適
数ある鍵盤向けコードブックの中で、本書では「コードを両手で押さえること」に主眼を置き、そのためのボイシング例を掲載しています。
12のキーすべてにおいて、メジャー、マイナー、セブンス、そして各種テンションコードを含め紹介があり、鍵盤演奏のためのコードブックとして活用することができます。
また、ジャズ系教則本等を扱う出版社による書籍であるため、「ジャズピアノのバッキング」という観点でのボイシングが基本となっており、そちらの理解を深めたい方には最適です。
DTMでの鍵盤アレンジにも活用できる
鍵盤のバッキングでは、既にあるベースや、ボーカルのメインメロディを考慮したうえで、それらを活かすために効果的なボイシングが求められます。
本書によって、基本となる両手でのコードフォームを習得することで、そこから音を足し引きしながら、様々な音の配置を検討できるはずです。
テンションの配置の仕方、左手の転回など、鍵盤と向き合い、音を出しながら試していきたくなる一冊です。