こちらのページでは「作曲をしていて思いついたメロディをすぐに忘れてしまう」という時の対処法について解説していきます。
記録すること
色々なやり方がある
先日の記事につながる内容ですが、何気なく過ごしている時にメロディが思い浮かぶことがあるはずです。
いわゆる「降りてくる」というような状態ですが、こういう時に困るのが「メロディを忘れてしまう」ということ。
これを回避するためにはどうすればいいのでしょうか?
この点については昔から色々な意見が交わされていて、時代とともにその対処法も変わってきています。
根本的なやり方として、思いついたメロディを忘れないようにするにはやっぱりなんらかの方法でそれを記録するしかありません。
スマホボイスメモの活用
一番簡単なのは「録音してしまう」というやり方ですよね。
今だとスマホがあるので、ボイスメモのアプリに向かって浮かんだメロディを歌ってしまうというやり方です。
この時に、メロディが持つリズムを明確にするために手拍子を打つような感覚でそれをあわせて録音します。
出先でメロディが浮かんだ時は、電話で会話をするふりして、スマホ本体をコツコツと指で叩きながらアプリに向かって歌います。
この録音を後から聞くと、コツコツというリズムと、自分の鼻歌によるメロディを音として確認することができます。
では電車の中など、スマホ録音できないところでメロディが思いついた場合はどうすればいいのでしょうか?
歌って記録するのが結局一番手軽
この場合は、ひたすらメロディを頭の中で繰り返し続けて、録音できる場所に来たときに急いで録音する、というやり方しか対処法がないですね。
原始的ですが、あとはもう忘れるものはいさぎよく忘れてしまい、本当に良いメロディだったらまた思い出すだろうと、どっしり構える、というやり方になるでしょうか(笑)。
これ以外にも、思いついたメロディを楽譜に書き起こしたり、ドレミの音名にして書いて記録したり、DAWに打ち込んだり、など、本当にたくさんやり方があります。
でも、楽譜が書けない人もいるし、音名を明らかにするには楽器が必要だし、DAWが扱えない人もいます。
そういう意味で、突発的に思いついたメロディを忘れないようにする、という観点では、上記のボイスメモ録音のやり方が一番合理的で確実です。
歌が下手で記録が正確にできないとか、自分の鼻歌をあとから聴きたくないという意見もありますが、そういう人は…どうすればいいんでしょう?(笑)
少なからず「ボーカルのある曲」という点に限って言えばメロディは歌って作るべきなので、やっぱりこのやり方が一番のおすすめです。
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