コード理論を基礎から学ぶならこの本
その名の通り、実践的な内容がたくさん
ロック・ポップスの分野においてロングセラーとなっている音楽理論書です。
コードの成り立ちや、コード進行の基礎的な扱い方、ノンダイアトニックコードやテンションコード、その他もろもろ、コードとコード進行に関するさまざまなことが語られています。
キーボード奏者である篠田元一さんによる書籍であるため、ジャズやキーボード的アプローチに特化した箇所もみられますが、実例を多数掲載することで、表面的な説明にとどめず、より実践的なアイディアを優先して紹介しているところに好感が持てます。
また、譜面での説明も必要最小限で、わかりやすく、かつ簡潔にまとめられているところが、個人的に気に入っています。
より深い知識にも言及
本書では、その他、「ボイシング」や「転調」「スケール」「モード」など、編曲につながるような、より高度な知識も解説されています。
音楽を作ったり、アレンジしたりする際の基礎知識として、常に手元においておき、何度も読み返しながら活用することで理解を深めていくことができます。
ポピュラー音楽向けの理論書として、一番にお勧めしています。