作曲用書籍 | 「音楽の基礎」


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楽典的音楽入門書

読み物として楽しめる

作曲家としても知られる芥川也寸志さんによって書かれた、音楽入門書のような書籍です。

父親、芥川龍之介の影響もあってか、語り口がユニークで、文章のリズムも良く、読み物としての面白さも備えています。

新書サイズであるため、気楽に手に取れるところもお勧めです。

作曲家的な観点からの解説

楽典に近い内容でありながら、作曲家的な目線で語られる個所も多く、「静寂」や「リズム」の章では、他であまり見られない解釈があり、印象に残りました。

また譜例も豊富で、本書を読み通すことで、同時にクラシックの知識も深まっていくと感じます。

200ページ程度の中に、豊富な情報と、作曲家ならではの見解が詰まった、必ず持っておきたい一冊です