4月27日、東京・神田にて作曲勉強会を実施しました。
こちらのページでは、勉強会当日の様子などをレポートとしてまとめています。
目次
音楽理論と作曲方法論を学ぶ、作曲初心者向け2時間勉強会
ちょっと学校の講義的な雰囲気
今回扱ったテーマは【「作曲方法論」と「音楽理論」を活用して行う作曲の進め方(良い曲の作り方)】です。
前半の1時間で作曲に必要となる音楽理論を解説し、後半1時間ではそれらをもとにした具体的な作曲の進め方や気遣いについて解説しました。
参加人数が多めだったこともありちょっと学校の講義的な雰囲気も出てしまいましたが、みなさん真剣に参加されていました。
ワーク(ミニドリル)を実施
今回は音楽理論の解説があったため、1時間目の終わりの部分に10分ほど時間を設けてワークを実施しました。
実施したのは
- メジャースケールを並べる
- セブンスコードからの強進行(ドミナントモーション等)の表記
- コード表記から度数表記への書き換え
など。
初心者向けの勉強会だったため若干みなさん苦戦するかなと思いきや、すらすらと書き込んでいる方もいて驚きました。
そんなみなさんを苦戦させたのが「強進行になるように『??→ D7』の『??』に当てはまるセブンスコードを答える」、という問題。(答えは「A7 → D7」)
セブンスコード同士をつなげる、いわゆる「ダブルドミナント」の構成を回答する設問でした。
「こういうパターンもあるんですね~」と多くの方が新たな学びを得ていました。
いただいた質問「メロディからコードを特定させるには?」
作曲方法論の解説として「コードの響きをもとにメロディを生み出していく」というお話をしていた中で、参加者の方から「メロディからコードを特定させるにはどうやればいいですか?」という質問をいただきました。
この質問はこれまでにも沢山受けているのですが、答えるのがいつも難しいのですね(笑)。
というのも、「頭の中で鳴っているメロディにどんなコードが合うか」という答えを知っているのは結局のところその本人だけで、ご紹介する方法では満足できるコードが特定できないことも考えられるからです。
とはいえ理論的なガイドラインはあるため、こちらからは「メロディが持っている音階をもとにスケール特定」→「キーの特定」→「ダイアトニックコードを割り出しコードを探っていく」というような手順をお答えしました。
「ひとまずこの感じでやってみてください」というような、若干アバウトな答えになってしまいましたが…(笑)、ご納得いただけていました。
みなさんさまざまな経緯で参加されています
勉強会の開始すぐは少し真面目な雰囲気が流れていましたが、帰り際にはみなさんから沢山声を掛けていただきました。
今回は「音楽理論の学び直し」という側面もあったことから、そのような観点から参加されている方も何人かいらっしゃったようです。
スケールを活用した作曲方法についてご相談もあり「ハイレベル!」と驚くとともに、今後の勉強会内容を検討するにあたって参考になるお話も沢山聞けました。
今回の実施結果を踏まえて、今後もみなさんが楽しめるような勉強会を実施していきます。
勉強会参加者の声