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作曲はじめてストーリー(1/7)

time 2016/02/04

作曲を覚えようとしている人にとって上達のための手順や方法はテクニック以上に気になるところ。自分のこれまでの経験を通して「どうやって作曲を覚えていけばいいのか」「どうすれば作曲が上達するのか」ということを改めて考えていきます。

知識ゼロから「独学での作曲」へ

私が人生で初めて作曲をしたのは高校一年生の秋です。当時やっていたドラマの、登場人物がオリジナルソングを作る、というシーンを見て、自分も作ってみようかなという軽い気持ちでなにげなく作曲を始めたのがきっかけでした。

中学生のころからギターを弾いてはいましたが作曲となると未知の領域で、なにから手をつけていいのかさっぱりわかりませんでしたが、それでも弾き語りの経験からコードという概念は自分の中にあったため、メロディを初めに考えてそれに合うコードを探していく、という原始的なやり方だけはイメージできました。こうやって誰にも教わらない作曲が始まっていきます。

「コードの特定」が難しい

全くの初心者である自分はまず何もないところからメロディを思い浮かべて、そのメロディの音が使われているコードを探していきました。メロディの音をギターで確認し、次にその音を使っているコードをリストアップします。そこから歌にあわせてコードを弾いて、どのコードがメロディに一番合っているのかを確認していったのですが、理論的な知識が一切ない自分にとってこの「コードを特定する作業」がまず第一の壁でした。

メロディを思いついた時点でなんとなくこんな響きというイメージはありながらも、では実際にそれがどんなコードなのかということは言葉では言い表しようがなく、とにかく耳で聴いて目指す響きを特定していく以外に方法がありません。

感覚だけを頼りにやみくもに作業をしているとそのうち何が正解なのかわからなくなっていくもので、自分が割り当てたコードがメロディと合っているのか明確な自信が持てずに中途半端な気持ちで作曲していたことを覚えています。理論もわからず、またコードの機能や効果も知らない自分にとってそれぞれのコードはただの記号のように扱われ、それでもどうにかして作曲は行われていきました。

出来上がった人生初のオリジナル曲は、今思うとメロディやコードのつながりがギクシャクしていて、さらにはサビもない単純な曲でした。それでも当の本人は自分の作品に大満足で、創作の楽しさを体感した高校生の私はそこから次の曲、またその次の曲と制作を継続していくことになります。

【次ページ】⇒作曲が面白くてしょうがない時期



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著者プロフィール

あつし

あつし

静岡市出身。16歳から独学で作曲を始める。高校卒業と同時に上京後、ライブ出演やインディーズ活動を経て、2006年頃に書いていた作曲ブログを発展させる形で「作曲カウンセリング」を開設する。現在は、自身の作曲教室での指導や、音楽系Webサイトでのコンテンツ作成の仕事なども行っています。ビートルズと柴犬が好き。 [詳細]

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