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作曲のコツ | ロックな曲の作曲アイディア

ロック的な雰囲気を持つ曲を作るためのアイディアをご紹介します。

ロックの定義

「ロック」と言っても、その定義は人それぞれです。

下記は、リスナーが「ロック的だ」と感じる代表的な要素の一覧です。

  • 力強い
  • シンプル
  • 骨太
  • 疾走感
  • ダーク

何をもって「ロック」とするのかは議論が分かれるところですが、一般的にはこれらの要素を曲の中に盛り込むほどに、リスナーが「ロックだ」と感じる雰囲気が生まれていきます

アイディア(1):パワーコードの活用

通常の三和音のコードは、構成音の中に「三度」の音を含みます。

この音は、コードが「メジャー」であるか、または「マイナー」であるかを分ける音であり、それゆえに「三度」を含むコードの響きは、そのコードが持つ性質を明確に伝えすぎてしまう場合があります。

特にロック的なサウンドを目指す際には、コードの響きから感じられる雰囲気はシンプルなものであるほど良いとされるため、その「三度」の音を省略したうえでコードを表現することが多いです。

具体的には、「一度」と「五度」の音のみによって構成された「パワーコード」と呼ばれるコードが活用されます。

下記は、六弦ルート・五弦ルートそれぞれのパワーコードのコードフォームです。


通常のダイアトニックコードによる構成も、パワーコードによって演奏することで響きがシンプルになり、ロック的な雰囲気がより感じられるようになります。

また、コード進行そのものについても、同じくシンプルなものであるほどパワーコードの効果が発揮されます

よりロック的な雰囲気を目指す場合にはスリーコードやツーコードの構成を中心としてコード進行を組み立ててみてください。

アイディア(2):「♭系ノンダイアトニックコード」の活用

コードそのものをロック的な雰囲気が感じられるものに変更する、というアイディアも検討することができます。

具体的には、「♭III」「♭VI」「♭VII」などがそれに適しており、これら三種のコードは、同主調であるマイナーキー(キー=Cで作曲をしていた場合のキー=Cm)からの借用となります。

マイナーキーに含まれるコードであるため、それらは響きにマイナー的な雰囲気があり、それがロックの定義である、力強さやダークな雰囲気を感じさせます。

これらコードは理論的な結びつけを深く考慮せずに活用していくことができるため、一般的なダイアトニックコードの構成の中に適宜盛り込んでいく形で活用することができます。

コード進行例

  • C → B♭(I →♭VII)

アイディア(3):マイナーキーの活用

マイナーキーを使ってコード進行を組み立てることも、ロック的な雰囲気を高める意味で効果的です。

これは、キー=Cでいう「Am」を中心としてコードを構成させることを意味しており、例として下記のようなコード進行を検討することができます。

  • Am → G → F → G

マイナーの響きにより、ダークな雰囲気が強まりますが、こちらもパワーコードで演奏することで、より伝わりやすいものとなります。

動画で解説

文章ではよくわからない!」という方のために、下記動画でもロックな曲の作曲アイディアについて実演を交え解説しています。

是非参考にしてみてください。

まとめ

下記は、ロック的な曲を作る際のアイディアまとめです。

  • パワーコードを使って演奏する
  • コードには、♭系の三種、マイナーキーなどを活用する
  • 構成はシンプルなものであるほど「ロック的だ」と感じてもらえる

「ロック」の感じ方は人によってさまざまですが、まずはこれらのアイディアを検討しつつ、自分なりにロックを感じる曲を作り上げてみて下さい。