読譜強化におすすめ
五線譜は、ギター演奏者にとって優しくない
ギター演奏者にとって、五線譜は読みづらいものです。
ギターには同音異弦(異フレット)という言葉があって、ピアノのように音がひとつではなく、同じ音が指板上のいろいろなところにあります。
五線譜でひとつの音を指定されてても、どの部分を弾いてその音を出すべきなのかが瞬時にわかりづらく、「タブ譜」が身近にあることで、読譜から遠ざかってしまいがちです。
段階的なフレーズトレーニングを通して徐々に読んでいく
読譜の力を向上させるには、とにかく沢山五線譜を読んで慣れるしかなく、本書はその練習用として活用できるはずです。
バークリー監修のギター教則本として有名で、洋書でありながら、現在のバージョンではDVDが付いています。
収録時間数はなんと14時間。なかなかのボリュームです。
DVDでの解説は英語で行われますが、あくまで演奏がメインとなるためそこまで難しいことは語られず、また解説のスピードもゆっくりなため、英語が苦手な方もなんとか馴染めるはずです。
エレキギターの、どちらかというとジャズ寄りの教則本ですが、純粋なギタートレーニング本を探している方にもお勧めできる内容です。