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映画「静寂を求めて」で「無音」を考える

「音」に関するドキュメンタリー

音に関する記録映画「静寂を求めて」が紹介されています。


出典:CINRA.NET

世界8か国にて、様々な騒音と静寂に向き合ったドキュメンタリー作品で、作曲家であるジョン・ケージの伝説的作品「4分33秒」が披露されるシーンも登場します。

音楽をテーマにした映画は数多くありますが、「音」そのものに着目した作品はこれまであまり例がないように感じます。

作曲における「静寂」の重要性


こちらのサイトでもご紹介している、芥川也寸志さんの書籍「音楽の基礎」では、その冒頭で「静寂」について多くのページを割いています。

「音楽」といえば多くの人は「音が鳴っている状態」を想像し、一般的には「音を発すること」によってそれらが作られていくと考えられています。

しかし、その「音が鳴っている状態」の裏には「音が無い状態」=「静寂」という存在があり、それを意識することが音楽に向き合うための第一歩である、というようなことを著者は説いています。

確かに、曲の中で急に訪れる無音部分にはインパクトがあります。

また曲のイントロなどでゆっくりフェードインしていく構成などは、「音が無い状態」という存在があってこそ成り立つ手法です。

芥川也寸志さんがわざわざ書籍の冒頭でそれについて語っているように、「静寂」は作曲や音楽制作においてそれだけ重要な存在なのかもしれません

こちらの映画を見ることで、そのことについて改めて考えてみたいと感じました。

「静寂」に回帰する記録映画『静寂を求めて』 ジョン・ケージも登場
(CINRA.NET)

「静寂」は奥が深いですね。