2019年12月14日開催:作曲勉強会レポート

こちらのページでは、12月14日、東京・両国にて実施された作曲勉強会の様子をレポートとしてまとめています。

音楽理論を基礎から学ぶ2時間の勉強会

音楽の成り立ちを理論的にいちから解説

当日の様子

日頃から「音楽理論を基礎から学びたい」という要望をいただいていたこともあり、今回はその辺りを重点的に、かつわかりやすく学ぶことを目的として勉強会を開催しました。

「そもそも音は12個しかない」というような、根本的なところから始まり、メジャースケール・ダイアトニックコードへと理解を深めていくなかで

「『キー=E』のメジャースケールを作ってみましょう!」

というワークにも取り組んでいただきました。

上記図の白抜き部分に鍵盤から音を割り当てながら「Eメジャースケール」を作っていきましたが、慣れない中でも多くの人がきちんと音名を導き出すことができていて素晴らしかったです。

ギターの実演で響きを体感

「ハイみなさんいいですか~」

会の後半では効果的なコード進行の概念を紐解き、理解を深めていきました。

今回は主に「カデンツ」「強進行」を活用するやり方をご紹介し、「あの曲のコード進行もこの流れになっているんですよ~」とギターで実演。

加えて、セブンスコードによって響きをリッチなものにしていくアイディアも確認し、通常の三和音との響きの違いも音で学びました。

エンディングは度数のワーク

終盤ではこちらから出題した「コード進行を度数で捉える」というワークを実施。

これは、例えば「キー=C」における

「Dm → G → C」
というコード進行を、
「IIm → V → I」
と捉えることを意味しますが、これを瞬時に行えるようになることでコード進行の骨組みをすぐに把握できるようになります。

それが、機能的なコードの流れを理解することにつながり、コード進行を意図的に組み立てる感覚が養われていきます。

こちらは、前述したメジャースケールのワーク以上に苦戦している方が沢山いらっしゃいましたが、それでも全問正解していた方も何人かおり、その理解力に驚きました。

総括

「音楽理論」というテーマの性質上、堅苦しい雰囲気になってしまうかと思いきや、参加された多くの方に前向きな姿勢で臨んでいただけたため、和やかなムードで進めることができました。

この勉強会が、皆さんの作曲活動のプラスとなれば嬉しい限りです。

ご参加いただきありがとうございました!