作曲のコツ|曲形式について ポップス・ロックでよく活用されるブロック構成を理解する

こちらのページでは、ポップス・ロックなどでよく活用されている曲の形式についてご紹介していきます。

今回ご紹介するのは以下の二つです。

  • 「Aメロ→Bメロ→サビ」
  • 「Aメロ→Bメロ→Aメロ」

以下より詳しく解説していきます。

形式1:「Aメロ→Bメロ→サビ」

まず初めにご紹介するのが、3つのブロックが場面転換しながらつながっていく「Aメロ→Bメロ→サビ」の形です。

80年代以降のポップスにはかなり頻繁に登場します。

シンプルな構成でありながらも、三段階の展開によりストーリーを演出しやすいところが特徴です。

そのような意味からポップス・ロックには適した構成であるといえます。

「Aメロ→Bメロ→サビ」のAメロ

曲の導入部であるため、一般的に落ち着いた雰囲気として作り込まれることが多いブロックです。

そのような場合、メロディやコードにはリスナーが抵抗なく曲に入り込めるような配慮が求められます。

また、反面でその後の曲展開を期待させる為の「つかみ」を設けることも多いです。

「Aメロ→Bメロ→サビ」のBメロ

この形式におけるAメロとサビをつなぐ中間のパートです。

導入部としてのAメロを雰囲気を上手く受け継ぎ(または全く違ったものに場面転換して)サビへと盛り上がっていく、という性質が求められるます。

一般的にBメロは制約の少ないブロックである為、個性的な手法もよく活用されています。

その一方で、サビの直前に位置するブロックであるため、あくまで「サビより目立たない」ということがその前提となります。

「Aメロ→Bメロ→サビ」のサビ

曲の中で一番の顔となるブロックです。

通常、作り手のセンスが大いに発揮されて、「いかに印象付けるか」ということを考えられながら作り込まれます。

型にとらわれず、自由な発想で構築していきたいブロックです。

形式2:「Aメロ→Bメロ→Aメロ」

次にご紹介するのが、タイプの違った二つのブロックをつなぎ合わせた「Aメロ→Bメロ→Aメロ」の形です。

「提示部」と「展開部」を持った形式で、70年代のフォークソングや洋楽などで頻繁に見かることができます。

「Aメロ→Bメロ→Aメロ」のAメロ

「Aメロ→Bメロ→Aメロ」の形式は前述の「Aメロ→Bメロ→サビ」とは違って段階的に盛り上がる曲構成になっていないため、多くの場合このAメロが曲の顔となることが多いです。

曲の始まりで一番印象に残るブロック=サビ、とも捉えることが出来ます。

親しみやすいメロディやインパクトのある構成など、曲を印象付けるための配慮が必要となります。

「Aメロ→Bメロ→Aメロ」のBメロ

「ブリッジ」とも呼ばれているブロックで、二つのAメロの中間で違った展開を聴かせる働きを持ちます。

その後にサビを持たないため、形式1の時のBメロに比べて単体で盛り上がる傾向が強く、Aメロとは違った魅力が求められます。

初期のビートルズはこの部分を8小節にして「ミドルエイト」などと呼んでいました。

「Aメロ→Bメロ→Aメロ」のAメロ(Bメロ後)

1回目のAメロと全く同じ構成とすることも多く、またあえて2回目のAメロを少し変化させるやり方もよく見かけられます。

まとめ

ここまで曲の形式についてご紹介してきました。

こちらでご紹介した二つ以外にもいろいろな発想でブロックが繋げられ、多くの曲は仕上がっています。

既存の曲を「曲形式」という観点から分析して、そこでどのようなことが行われているかを把握すると理解が深まるはずです。

是非作曲の参考にしてみて下さい。

作曲の超初心者には「Aメロ→Bメロ→Aメロ」の形式がお勧めです。