メロディの始め方パターン

リズムのある伴奏の上でメロディを歌い始める場合、大きく分けてその始め方は三通りしかありません。「拍の頭と同時に始める」「拍の頭より前で始める」「拍の頭より後に始める」のどれかです。

例えば、コードによる伴奏が四拍子のリズムで「● ● ● ●」と鳴っているとします。この伴奏に合わせてある一つのメロディ(例:ドーミソー)を歌い始める時には、

  1. 拍の頭と同時に始める
  2. 伴奏:   「● ● ● ●」
    メロ:   「ドーミソー」

  3. 拍の頭より前で始める
  4. 伴奏:   「● ● ● ●」
    メロ:「ドーミソー」

  5. 拍の頭より後に始める
  6. 伴奏:   「● ● ● ●」
    メロ:      「ドーミソー」

というように、伴奏が入るタイミングと「同じ位置」から始めるか、「前の位置」から始めるか、「後ろの位置」から始めるか、の三つのパターンが選択できます。どれくらい前から、どれくらい後で、というような程度の違いはあるとしても、基本的にメロディの始め方は「同じ、前、後」の三通りしか存在しません。

それぞれの性質を把握して、適切に配置する

上記三つそれぞれに違った性質があって、自分の求める曲調に合わせて最適なものを配置していくことで、意図した雰囲気を演出していくことが出来ます。

伴奏の頭と同じ位置から始まるメロディには標準的な心地良さがあり、また頭より前から始まるメロディには勢いが感じられます。後から始まるメロディでは空白がひとつ入ることで落ち着いた雰囲気が生まれています。

これらの印象をもとに、例えば勢いをつけたいサビの冒頭には「前から始まるメロディ」を使ったり、どっしりとした印象を与えたいAメロでは「後から」で始まるメロディを多くする、など、さまざまなアプローチの仕方が考えられます。

とりわけブロックの冒頭部分には気を配って、A・B・サビそれぞれのブロック冒頭ですべて始まり方を変えたり、またはあえてすべてを同じ始まり方にしたりと、メリハリのある構成に作りこんでいくことができると理想的です。


作曲教室もやっています