シャッフルのリズム(跳ねるリズム)によって作られた曲のまとめ|邦楽・洋楽の有名どころ28曲

作曲の先生、および跳ねるリズムが割と好きな内山です。

こちらのページでは、「シャッフルのリズム」によって作られた曲を邦楽/洋楽から何曲かまとめてみます。

そもそも、ここで述べている「シャッフル」とは、跳ねたような雰囲気を持つリズムを指す音楽用語です。

※リズムの概要や構造について、詳しくは以下のページにて解説しています。

作曲に活用できるリズムの種類(曲作りの幅を広げる)

シャッフルリズムについて、是非これ以降の実例を参考に理解を深めてみて下さい。

シャッフルのリズムによって作られた曲:邦楽編

「さんぽ(アニメ「となりのトトロ」オープニングテーマ)」


シャッフルリズムの曲からまず連想されるのは、跳ねるような雰囲気から感じられる「ほのぼのとしたイメージ」です。

本作はその象徴ともいえるような楽曲です。

「ドラえもんのうた(アニメ「ドラえもん」オープニングテーマ)」


こちらの曲も、上記で挙げた「さんぽ」に似たような雰囲気を持っています。

シャフルのリズムは、このように童謡やアニメソングのような子供向けの楽曲によく似合います。

「晴れたらいいね(DREAMS COME TRUE)」


こちらの楽曲も方向性としては「さんぽ」に似ています。

シャッフルリズムの軽快なアクセントが、歌詞の内容にあるような「おでかけ」「軽やかにステップを踏んで歩く」というシーンを連想させます。

「さよなら人類(たま)」


シャッフルのリズムが持つ軽快な雰囲気を、素朴な方向に振り切ったようなサウンドを持つ曲です。

このように、跳ねるリズムはアコースティックなサウンドにも馴染みます。

「桜の時(aiko)」


こちらは、シャッフルのリズムをロック的にやや力強く解釈したような楽曲です。

特にイントロに盛り込まれているギターのカッティングが跳ねるリズムをより強く打ち出しており、象徴的なサウンドとなっています。

「冬がはじまるよ(槇原敬之)」


この楽曲では跳ねるリズムのアクセントが若干抑えられ、横ノリを意識したようなアレンジが施されています。

シャッフルを入れながらも、同時にリズムからはグルーヴが感じられます。

シャッフルのリズムによって作られた曲:洋楽編

「Penny Lane(The Beatles)」


ビートルズの楽曲にはシャッフルリズムの楽曲が割と多く、中でも本作はその象徴ともいえるものです

ミュージックビデオのイメージもあり、どことなくオシャレです。

「Your Mother Should Know(The Beatles)」


シャッフルのリズムはもちろんマイナーキーにも導入できます。

こちらの曲では、その跳ねるアクセントによって寂しげなサウンドやメロディがより際立てられていると感じます。

「With A Little Help From My Friends(The Beatles)」


ビートルズのシャッフル曲としてもうひとつ有名なのが本作です。

リンゴのボーカルはどことなく能天気で、シャッフルのリズムが持つ平和な雰囲気が似合います。

「Where Did Our Love Go(The Supremes)」


60年代モータウンの雰囲気が感じられるこちらの楽曲でも、土台となっているのはシャッフルのリズムです。

このようなサウンドは、古き良きR&Bを思い起こさせます。

「Deirdre(The Beach Boys)」


ビートルズの影響なのかはわかりませんが、当時のその他バンドの多くもやはりシャッフルリズムの曲に取り組んでいます。

こちらの曲は中でも私の個人的お気に入りです。

「Daydream Believer(The Monkees)」


恐らく、60年代バンドがやっているシャッフルリズムの曲の中でも特に有名だと思われる曲です。

ほのぼのとした雰囲気と、バンドサウンドを上手く融合させた名曲だと思います。

「Tin Soldier Man(The Kinks)」


既にご紹介した、ビートルズの「Penny Lane」と同年にリリースされたキンクスの楽曲。

曲調はそこまで似ていませんが、イギリスロック界の同僚ということで、やはり多少そちらを意識して作られたのかなと空想してしまいます

「Black Night(Deep Purple)」


こちらはシャッフルのリズムをロック的によりハードなサウンドとして表現した楽曲です。

縦のリズムを強めに押し出すことで、「ほのぼの」な雰囲気にされがちな跳ねるサウンドもこのように力強いものにアレンジすることができます。

「Higher Ground(Stevie Wonder)」


スティービーの代表曲ともいえるこちらの楽曲でもシャッフルのリズムが導入されています。

やはり、そこからはブラックミュージックならではのグルーヴィーなノリが感じられて面白いです。

「Does Anybody Really Know What Time It Is?(Chicago)」


本作のようなブラスロックのサウンドにも跳ねるリズムは似合います。

管楽器のサウンドにより、シャッフルのアクセントから雄大な雰囲気も感じられます。

「Close To You(Carpenters)」


こちらはカーペンターズの有名曲で、改めて聴いてみてそういえばシャッフルだったと気づかされました。

このようにしっとりと、オシャレに表現することもできてしまいます。

「The Way You Make Me Feel(Michael Jackson)」


こちらはマイケルの人気を決定付けたアルバム「バッド」に収録されている楽曲で、のちにシングルカットもされました。

ポップで力強く、シャッフルリズムのまた違った魅力が感じられる作品です。

「You’re My Best Friend(Queen)」


フレディ・マーキュリーが高らかに歌い上げる、という一般的なイメージとはまた違った、柔らかい雰囲気が楽しめるクイーンの曲です。

リズムの跳ね方が若干緩やかで、シャッフルの曲としてこちらも個人的にお気に入りです。

「9 to 5 [Morning Train](Sheena Easton)」


こちらは、いわゆる前述の「Penny Lane」系オシャレシャッフルに分類される楽曲です。

女声ボーカルのアクセントが、跳ねるリズムに程良く似合います。

「Waterloo(ABBA)」


こちらは、シャッフルをより速いテンポで表現したABBAの代表曲です。

緩やかなテンポによって軽快で伸びやかな雰囲気にする以外にも、このように疾走感のあるサウンドにアレンジできることがこの楽曲からよくわかります。

シャッフルのリズムによって作られた曲:邦楽番外編

ここまでにご紹介した楽曲はすべて8ビートのシャッフルに相当する楽曲でしたが、それ以外にもシャッフルリズム(=跳ねるリズム)だと解釈できるその他の楽曲を以下にまとめました。

「16ビートのシャッフル」に相当する楽曲

16ビートのサウンドをシャッフルリズムによって表現している曲は多く、ポップス・ロックでも頻繁に見かけることができます。

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また、そもそもリズムが細かいため「跳ねている/跳ねていない」という解釈が難しい曲も多いです。

以下は、それに該当する楽曲です。

「Automatic(宇多田ヒカル)」


「愛を伝えたいだとか(あいみょん)」


「HOWEVER(GLAY)」


「本能(椎名林檎)」


「CAN YOU CELEBRATE?(安室奈美恵)」


「白日(King Gnu)」


珍しいシャッフルリズムの曲

「雨のち晴レルヤ(ゆず)」


こちらは三拍子のシャッフルを導入した楽曲で、思いのほかこのようなリズムの楽曲は少ないものです。

「音を跳ねさせる」という観点により、いろいろなサウンドが表現できると感じさせられます。

まとめ

ここまでシャッフルリズムによって作られた曲をまとめてきましたが、上記でも述べているように、ひとえに「シャッフルの曲」といっても、

  • 8ビート/16ビート
  • テンポやアレンジ
  • サウンド

などによって、さまざまな曲調があるとわかります。

また、総じていえることは一般的なリズムの曲に比べて特徴的な雰囲気が出せるという点で、このあたりは個性的な楽曲を追求するうえで一つのヒントとなりそうです。

これらをサンプルとしつつ、是非シャッフルリズムの曲作りに取り組んでみて下さい。

いろいろなサウンドによって、シャッフルリズムの曲をいくつか作ってみるのも面白そうです。