こちらのページでは、作曲を効率良くレベルアップさせるために必要なステップについて解説していきます。
いきなり大作は無理
作曲を継続させるために大切な「少しずつステップアップしていく」という考え方があります。
これは文字通り、いきなり立派な結果を求めようとせず、まずは簡単なものから始めて、それを繰り返すことで次第に立派な曲を作れるようにしていく、という流れを指します。
何においてもそうですが、全ては基本の上に成り立っています。
例えば絵が上手な人も、まずは簡単に描ける絵を何度も繰り返し書くことで、その技術を徐々に高めていったはずです。
ギターの演奏においても、同じですよね?
まずは簡単でシンプルな曲を繰り返し演奏して、そこからだんだんと演奏できる幅を広げていったはずです。
これは作曲も同じで、その「簡単なものを繰り返す」という段階を通過せずに、いきなりみんなが感動するような素敵な曲を作り上げるのはほぼ不可能です。
シンプルな曲を受け入れる
私の経験上、大体3〜5曲はそれに必要だと考えておくと妥当でしょう。
自分では少し納得できないような、いかにも初心者が作りそうな、シンプルな曲を作る時期が、約3〜5曲分必要なのです。
その間にできる曲は、自分が理想とする素敵な曲とは違って単純なメロディを持っていたり、単純な展開によって終わってしまうような作品になるはずです。
曲があまりに普通すぎることで、「こんなはずじゃないのに」という気持ちになったり、自分に曲を作る力が無いことを痛感するでしょう。
それでも、それを受け入れて繰り返すことで、徐々に立派な曲を作れる技術が身に付いていくのです。
こう書くと、「作曲超初心者段階は試練として耐え忍ぶべき時期」のようなものとして感じられますが、決してそうではありません。
そこで、この時期に必要となるのが「自分に厳しくしすぎない」という心構えです。
次の記事では作曲初期における心構えについて解説しています。
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