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コードの装飾

time 2009/10/09

■基本は三和音、そこに音を足す

コード進行の基本的な考え方がわかったところで、ここで改めて「コードそのものの響き」について考えてみましょう。

例えばキーCで、あるメロディに対して下記のようなコード進行を考え付いたとします。

【キーC】
 C-F-G-C(I-IV-V-I)

この場合すべてのコードが「三和音」で構成されているため、コード進行の響きは基本的にシンプルで“まっすぐな”印象を受けます。音に無駄がなくコード機能の「骨組み」のようなすっきりした響きである反面、音がシンプルすぎて悪く言えば「ありがち」で、聴こえ方として少し物足りなく感じられます。

それを回避するためテーマである「コードの装飾」を行います。「コードの装飾」とは「特定のコードに音を足したりコード内の構成音を変化させたりすること」で、コード進行での単調な響きを避け、聴こえ方にバリエーションを与えていくことが目的です。

ここで一番初めに検討できる「コードの装飾」は「ドミナントコード以外のメジャーコードを『メジャーセブンス』にする」という手法です。この例で言うと「C」と「F」をそれぞれ「C△7」と「F△7」にすることができます。

 [装飾後]
 C△7-F△7-G-C△7(I△7-IV△7-V-I△7)

「C△7(Cメジャーセブンス)」はもともとの三和音である「C=ド、ミ、ソ」の音を保持したまま、そこに長7度の音である「シ」を足したコードです(C△7=ド、ミ、ソ、シ)。元コードCのすべての構成音が保持されているのでメロディもそのまま当てはめることができますし、かつ四和音になったことで響きが複雑になって「大人っぽさ」が増したような印象を与えます。F△7も同様です。(『F=レ、ファ、ラ』、『F△7=レ、ファ、ラ、ミ』)

構成音などの理論上の細かな説明はさておき、コードの装飾として「とにかく三和音のメジャーコードは四和音であるメジャーセブンスに置き換えることができる」と暗記して、単なる三和音を使っている箇所でそれを試してみることでコードの装飾を体感してみてください。

また上記の例では便宜上「CとF」というように書きましたが、作者の判断で「IはI△7にする、でもIVはそのまま」という風にもできますし、もちろん逆も然りで、コード装飾の際には曲のイメージに沿ってそれが意図のあるものになるよう見極めが必要です。→次項『コードの装飾~その2~』



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著者プロフィール

あつし

あつし

静岡市出身。16歳から独学で作曲を始める。高校卒業と同時に上京後、ライブ出演やインディーズ活動を経て、2006年頃に書いていた作曲ブログを発展させる形で「作曲カウンセリング」を開設する。現在は、自身の作曲教室での指導や、音楽系Webサイトでのコンテンツ作成の仕事なども行っています。ビートルズと柴犬が好き。 [詳細]

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