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フレーズの音符

フレーズの中で主体となる音符を明確にする

フレーズはそれぞれ、どの音符を主体としているか、という観点で分類することが出来ます。例えば、童謡「いぬのおまわりさん」の歌い出しは

「ま・い・ご・の・ま・い・ご・の・こ・ね・こ・さ・ん~」

となっていますが、これは8分音符を主体としている、と分類できます。畳み掛けるような8分音符の譜割りが、前にぐいぐい進んでいくような雰囲気を演出しています。

また、童謡「チューリップ」の歌い出しは

「さーいーたー・さーいーたー」

というように、4分音符が主体となっていて、どっしりとした雰囲気が感じられます。

これらの例のように、フレーズがどんな音符を主体として成り立っているかによって、そこから感じられる雰囲気は大きく変わります。フレーズを考える際には、そこでどんな音符を主体として使っていくか、ということを考えながら作業を進めていくことが大切です。

音符への配慮を曲展開に応用する

上記の例のように、音符はフレーズそのものが持つ雰囲気にもつながりますが、曲展開を考える際にもこの概念を活用することが出来ます。

具体的には、A、B、サビなど、ブロックごとにフレーズの持つ音符の種類を変えていくことで、それぞれが打ち出すべき雰囲気を明確にして差別化を図っていきます、例えば

  • Aメロは緩やかに始めたいので、2分音符を主体として静かな雰囲気を出す
  • Bメロは勢いを付けたいので、4音符に付点を付けて伸びやかなフレーズにする
  • サビは緊張感を出すために8分音符と16分音符を混ぜて、畳み掛けるようなフレーズにする

など、ブロックごとにどんな印象を持たせたいのかを考え、それにあった音符を使いながらフレーズを構成していく、ということです。これを行うことで、ブロックごとに明確なバリエーションをつけていくことができます。

ブロック同士が似ている、とか、ある特定のブロックを印象的にしたい、というような時には、それぞれのフレーズがどんな音符によって成り立っているか、また各ブロックがどんな音符のどんなフレーズによって出来上がっているか、ということを把握して、それらに気を配りながら構成を考えていくと効果的でしょう。