おすすめコード進行(2)全40パターン R&Bやビートルズ風コード、ロック・ポップスなどに使えるコード進行

こちらのページでは、引き続きおすすめのコード進行を40パターンご紹介していきます。

※前回の記事はこちら
おすすめコード進行(1)全40パターン ポップスからロック・AOR・ボサノバまで 今回もいろいろなパターンを揃えていますので、また楽器を弾きながらその響きを体感してみて下さい。

※こちらでもさまざまな構成を体感するためにあえていろいろなキーを活用しています。

目次

おすすめコード進行

1. ダイアトニックコードのみの構成(フォーク風)

(キー=G)

「G → Em7 → Am7 → C」

Gダイアトニックコードのみを使った、ストレートでシンプルな構成です。

「G」と「Em7」、「Am7」と「C」はそれぞれ代理の関係になっているため、コードが変わっていながらも機能的には大きな波がなく、ゆったり聴ける響きになっているところが特徴です。

アコースティックギターのゆるいコードストロークが似合いそうな、フォークなサウンドです。

2. ダイアトニックコードのみの構成(ルート音の順次下降)

(キー=D)

「GM7 → F#m → Em7 → D」

サブドミナントから始まるコード進行で、ルート音が下降する構成になっています。

ポイントは「Em7 → D」で、ドミナントを経由しない「IIm → I」という終止は静かに落ち着く雰囲気を持っています。

ダイアトニックコードの中のベース音を「4 → 3 → 2 → 1」と順番に下降させるだけでこのような響きが得られるところが興味深いですね。

3. セブンスコードによるブルース風コード進行

(キー=A)

「A → C7 → D7 → C7」

セブンスコードを使ったブルース的なコード構成です。

冒頭の「A」もセブンスとしたいところですが、コード進行としての安定感を出すためここではあえて三和音にとどめています。

ラグタイム風の軽快なリズムが似合う響きを持っています。

4. シンプルな構成(「♭VII」の活用)

(キー=E)

「D → A → E」

三和音の響きが力強い、シンプルな構成です。

ポイントになっているのは「D(♭VII)」で、このコードがブルージーかつロック的な雰囲気を生んでいます。

サブドミナントからそのままトニックに終止しているところもポイントです。

5. 都会的な雰囲気があるコード進行(「IIm7onV」の活用)

(キー=A)

「A → C#m7 → Bm7 → Bm7onE」

ダイアトニックコードで構成されたシンプルなコード進行です。最後だけをドミナントセブンスとして「Bm7onE(IIm7onV)」という分数コードが配置されています。

「C#m7 → Bm7」の平行移動の響きと、セブンスが入って四和音の構成となっているところが都会的です。

6. マイナーコード進行

(キー=Am)

「FM7 → Em7 → Am7」

シンプルな構成ながら、いろいろなメロディを乗せることができます。

8ビートのコードカッティングなどで、このコード進行をループさせるだけでも十分曲になってしまいます。

メリハリをつける意味で「Em7」は部分ごとにお好みで「E7」としてみても面白いです。

7. セカンダリードミナント(「VI7」の活用)

(キー=C)

「F → A7 → Dm → G」

「F(IV)」から「A7(VI7)」への進み方に独特な響きのあるコード進行です。セカンダリードミナントを利用した構成としては異質な雰囲気を持っています。

最後のドミナントはお好みですが、サブドミナントマイナーなどで次へ展開させても面白そうです。

8. セカンダリードミナント(「III7」の活用)

(キー=A)

「A → C#7 → F#m」

トニックからノンダイアトニックコードの「C#7(III7)」につなげた構成です。

そこからドミナントモーションによって「F#m」につながっています

このようなコードの構成は頻繁に見かけることができます。

9. 「Hello, Goodbye」風コード進行

(キー=C)

「F → G# → C」

トニックへの終止に「G#(♭VI)」を使った、ビートルズ「Hello, Goodbye」風コード進行です。

「♭VI」はこの例のようにサブドミナントマイナーの延長として活用されることも多くあります。

ここからドミナントセブンス(G7)へ進むのが一般的ですが、この例では直接トニックへ進行させています。

10. 「Eight Days a week」風コード進行

(キー=D)

「D → E → G → D」

ビートルズの「Eight Days a week」風コード進行です。

ポイントとなっている「E(II)」の音は馴染みの薄いコードですが、この例「D → E」のようにトニックと組み合わせて使うことで明るい響きとして演出することができます。

全体的には三和音の力強い雰囲気があって、かつドミナントが使われていないためコード進行の流れもストレートです。

11. 「Something」風コード進行

(キー=C)

「F → E♭ → G → C」

ビートルズの「Something」風のコード進行です。

通常「F → G → C(IV → V → I)」となるところ、間に「E♭(♭III)」が挿入されているところが個性的です。

この「♭III」はトニック同主調「Im」の代理、とも解釈できて、一瞬だけ部分転調のような雰囲気が生まれています。

12. フラットファイブからそのままトニックへ終止

(キー=G)

「Am7 → Am7-5 → G」

トニックに終止させるコード進行の例として、ここでは「IIm7-5」をサブドミナントマイナーの代理コードとして利用しています。

ツーファイブで終止する構成に比べて静かな雰囲気があり、かつ半音進行が加わるため少しお洒落な響きを持っています。

ありきたりな終止を避けるためのアイディアとして活用できます。

13. 「Don’t look back in anger」風コード進行

(キー=C)

「C → G → Am → E7 → F」

オアシスの「Don’t look back in anger」風のコード進行です。

ポイントは「E7(III7)」で、セカンダリードミナントの効果によって「Am → E7」がマイナー的な響きを生んでいます。

シンプルですが、曲調やテンポにも合っていて素晴らしいです。

14. 「Freedom」風コード進行

(キー=C)

「C → B♭ → Dm → G」

ワムの「Freedom」風コード進行です。

曲中ではサビの締めとしてこのコードが使われていて、最後に「B♭(♭VII)」が入ることで平凡な構成にひとひねり加えられています。

この「♭VII」はロック的な響きとして活用されることが多いですが、「Freedom」では都会的なものに感じられるところが面白いです。

アレンジによっていろいろな聴かせ方ができる、ということを発見させてくれる曲です。

15. マイナークリシェの構成

(キー=C)

「Am → AmM7 → Am7 → D7」

ここでは「キー=C」としており、「メジャーコードの構成の中にあるマイナークリシェのコード進行」という観点で作っています。

この展開を「キー=Am」として使用することも考えられますが、個人的には「キー=C」の中でのアクセントとして利用した方が良さが際立つと感じます。

一般的な展開でありながら、最後の「D7(II7)」が少し特徴的です。

16. オーギュメントコードの活用

(キー=G)

「G → Gaug → C → Cm」

オーギュメントコードを活用して、コードの内声を半音移動させながら展開させています。

上昇する「G」の5度音が「C」の3度音につながり、さらに「Cm」となることでそれがまた半音下降していく、という面白さがあります。

前半「G」と後半「C」でベース音が保持されているため、構成そのものに安定感があるところも魅力的です。

17. ディミニッシュコードの活用

(キー=D)

「D → G#dim → G → D」

ディミニッシュコードを活用した、シンプルでありながら個性的なコード進行です。

サブドミナントから直接終止する展開も含め、三つのコードだけとは思えない豊かな響きを持っています。

ループさせていろいろなメロディを乗せていきたくなる魅力があります。

18. 「卒業」風コード進行

(キー=D)

「D → F#m7 → Am7 → B7 → Em」

斉藤由貴「卒業」風のコード進行です。

「Am7(Vm7)」は通常「D7(I7)」につながっていくところですが、これを少し変形させてマイナー方向へ進めているところが個性的です。

「Em」の響きにより切ない雰囲気が生まれています。

19. サブドミナントマイナーからのロック的構成

(キー=A)

「Dm → G → E → A」

サブドミナントマイナー「Dm」を含みながら、ロック的な解釈を加えた構成となっています。「G(♭VII)」によりブルージーな雰囲気が生まれています。

この「Dm → G(IVm → ♭VII)」という流れをツーファイブとして捉えて、そこから連想できるキー(この場合ではキー=C)へ部分転調させる、というアプローチもよく見かけることができます。

20. 強進行によるツーファイブの連結

(キー=C)

「Bm7-5 → E7 → Am7 → D7 → G7」

二つのセカンダリードミナントコード「E7(III7)」と「D7(II7)」を含んだテクニカルな構成です。

どちらもツーファイブの形を作っており、さらに全体をすべて強進行で結びつけることで無理のない流れを作っています。

部分転調のような雰囲気が生まれているところも興味深いです。

21. サブドミナントマイナーから終止

(キー=D)

「Em → Gm7 → D」

トニックへの終止としてサブドミナントマイナーを活用したコード進行です。

「Gm7(IVm7)」の前に「Em(IIm)」を配置することでサブドミナントが連続するような構成になり、サブドミナントマイナー終止の響きがより強調されています。

これ以外にも「D(I)」の代りに「Bm7(VIm7)」を活用して偽終止させるなど、違った形への展開も想定出来ます。

22. 二つのコードの繰り返し(「IIm7onV」の活用)

(キー=G)

「Am7onD → GM7 → Am7onD → GM7」

ツーコードの構成でありながら、ドミナントセブンスから始まっているところが個性的です。

ここで使用されている「Am7onD(IIm7onV)」はサブドミナントとドミナントのそれぞれが混在したような響きを持っており、都会的な雰囲気が感じられます。

R&BやAOR、ボサノバなどにも似合いそうなコード進行です。

23. セカンダリードミナントのツーファイブ化

(キー=E)

「EM7 → F#m7(9) → Bm7 → E7 → AM7」

セカンダリードミナントのツーファイブを利用した、ジャズ的な雰囲気のあるコード進行です。

9thや13th系のテンションを入れると、より豊かなサウンドになっていきます。

24. クリシェラインをベース音に置き換えた構成

(キー=A)

「A → AonG# → AonG → F#m」

クリシェをベースラインに応用したコード進行で、ルートを半音ずつ下降させています

ここから「Bm(IIm)」へ展開し、さらに「Bm」の1度を下降させるクリシェへと発展する、という構成もよく見かけることが出来ます。

ラストをセカンダリードミナントとして「F#7(VI7)」にすることもできます。

25. セカンダリードミナントのツーファイブ部分をフラットファイブにする

(キー=D)

「D → F#m7-5 → B7 → Em」

セカンダリードミナントをツーファイブ化させたうえで、さらにそのマイナーセブンコードの部分をフラットファイブとしています。

このように、フラットファイブコードはツーファイブの形と関連付けることで効率的に活用することが出来るはずです。

マイナーコードを状況に応じてフラットファイブに変形させながら、メロディを微調整しつついろいろな響きを探ってみてください。

26. マイナーセブンを直接セブンスに変形させる

(キー=A)

「Bm7 → B7 → E7 → AM7」

ツーファイブワン(IIm7 → V7 → IM7)構成にセカンダリードミナント「B7(II7)」が活用されています。

「IIm7」を変形させる形で直接「II7」につなげているところに面白みがあります。

この例のように、一部でルート音が保持される構成を作るとコードのストーリーが一時保留されるためドラマチックな効果を生みやすく、それが曲の個性につながっていきます。

27. 「♭VII」を活用したベース音の順次下降

(キー=A)

「A → GM7 → F#m7 → E」

ノンダイアトニックコードの「GM7(♭VIIM7)」を絡めて、ベース音が順次下降していく構成になっています。

やわらかい響き演出するために「GM7」としていますが、力強さを出す場合にはそのまま「G」とするやり方も考えられます。

ループの構成にも活用できそうです。

28. 「SAY YES」風コード進行

(キー=E)

「E → A → Cdim → E」

CHAGE&ASKA「SAY YES」のサビ風コード進行です。

ダイアトニックコードの構成の中に「Cdim」が足されているところがポイントです。

ここでは「B7(V7)」の代理として「Cdim(♭VIdim)」が使われており、パッシングディミニッシュではない響きが新鮮に感じられます。

ラストはトニックに戻っていますが、ここから次の展開へつながっていきます。

29. 「♭III」の活用

(キー=A)

「A → CM7 → Bm7 → E」

「CM7(♭IIIM7)」を活用した、少し不思議な雰囲気があるコード進行です。

若干メロディを乗せにくいため、メロディが締めくくられる部分や間奏などで重宝しそうです。

「♭III」系のコードは少しお洒落な雰囲気を持っているため、ノンダイアトニックコードのひとつとして覚えておくと重宝します。

30. テンション(#9th)の活用

(キー=E)

「E7(#9) → A7 → F#7 → B7」

ブルース的なコード構成に、テンションとしてナインスを付加しています。

トニックコードに付加する「#9th」はこのようなブルースのサウンドによく似合うため、響きを豊かにする意味で活用できるはずです。

「F#7(II7)」が効いています。

31. セカンダリードミナントのツーファイブ化(シンプルな形)

(キー=C)

「Gm7 → C7 → F」

セカンダリードミナントコードの「C7(I7)」をツーファイブに分割したシンプルな構成です。

ドミナントセブンスをツーファイブにする、という発想をもとに「Gm7(Vm7)」のような馴染みの薄いコードを導くことが出来ます。

「C7(V7)」を無くして「Gm7 → F」としても面白そうです。

32. 三和音のみの構成

(キー=A)

「DM7 → E7 → C#m7 → F#m」

サブドミナントコードから始まって、トニックが登場せずに展開していくコード進行です。

スタンダードな展開ながら、Bメロやサビなど、サブドミナントコードで始めたいブロックなどに活用できます。

この構成から感じられる切ない雰囲気より強めるために「C#m7(IIIm7)」を「C#7(III7)」にすることも検討できるはずです。

33. サブドミナントから始まるR&B風のコード進行

(キー=A)

「DM7 → C#7(#9) → F#m7」

サブドミナントコードからセカンダリードミナント「C#7(III7)」につながるR&B風のコード進行です。

「#9th」のテンションを付加して「C#7(#9)」としているところがポイントです。

全体的に四和音を利用したコード進行で、テンションも加わることでさらに都会なサウンドになっています。

この最後に「Em7 → A7」を短く連結させるとループできる構成になります。

34. 二つのコードの繰り返し(サブドミナントを先頭にするアプローチ)

(キー=G)

「CM7 → GM7 → CM7 → GM7」

ツーコード繰り返しの構成です。

先頭をサブドミナントコードにしているところに面白さがあって、案外このようなシンプル構成でも成立してしまうものです。

Aメロのあたまなど、あまり動きを出したくない部分にも使えます。

「CM7」にベース音「G」を加えて「CM7onG」とすればさらに安定感が増します。

35. マイナーキーの怪しげな繰り返し

(キー=Bm)

「Bm → CM7 → Bm → CM7」

マイナーキーにおけるツーコード構成です。

ここでの「CM7(♭IIM7)」は「ドミナントセブンスの裏コード」として解釈できそうですが、どちらにしてもその怪しげな響きに個性があります。

明確な終止感が欲しい場合には「CM7」のあとに「F#7」を挟むとすっきりまとまります。

36. サブドミナントコードと「♭VI」の活用

(キー=E)

「A → C → E → E7」

サブドミナントコードから始まる、変則的な構成が面白いコード進行です。

ポイントとなっているのは「C(♭VI)」のコードで、この力強い響きがロック的な雰囲気を生んでいます。

一見「キー=A」のようにも感じらるけれど実は「キー=E」、ということでループの構成などによってそのねじれを楽しめます。

37. 「逆循環」と「偽終止」の融合

(キー=A)

「Bm7 → E7 → C#m7 → F#m7」

トニックを出さない「逆循環+偽終止」的なコード進行です。

最後の「F#m7(VIm7)」を「F#7(VI7)」することも考えられますが、ここではあえてダイアトニックコードに沿う形としています。

展開を引っ張りたい時などにはこのような構成が効果を発揮します。

38. マイナーキーの中のメジャーセブンス

(キー=Em)

「Em → CM7 → F#m7 → B7」

マイナーコードのシンプルな構成に少しひねりを加えたコード進行です。

2つ目の「CM7(♭IIIM7)」は「Em(Im)」の代理の役割をしており、トニックの機能が連続する構成になっています。

単に「Im」を連続させるよりも変化が感じられるため、バリエーションをつける意味でこのような手法も重宝するはずです。

39. マイナーキーでトニックが登場しない構成

(キー=Em)

「Am7 → Bm7 → Am7 → Bm7」

マイナーダイアトニックコード内でのシンプルなツーコード構成です。

トニックである「Em(Im)」が登場しないところに面白さがあります。

コードそのものはストレートに三和音とすることも考えられますが、ここでは少し洒落た感じを出すために四和音としています。

テンポの速い曲からゆったりな曲まで、いろいろな曲調に似合いそうです。

40. ツーファイブにならない「Vm7」

(キー=G)

「G → Dm7 → CM7 → Cm7」

「Dm7(Vm7)」を「Dm7 → G7」のようにツーファイブとせず、あえてそのまま使用しています。

「Vm7」はこのように配置されることでひとつのコードとしてしっかりと響きます

最後はアクセントを加えるためにサブドミナントマイナーとしています。

まとめ

おすすめコード進行をさらに40パターンご紹介しました。

今回はサブドミナントからのアプローチを増やしましたが、どれも浮遊感があって面白いです。

特に「キー=E」における「A → C → E → E7」などはシンプルでありながらも上手くまとまっていると感じます。

是非作曲やセッションなどで活用してみて下さい!

既存の曲からも沢山ヒントがもらえます

下記ページでも引き続きおすすめコード進行をご紹介しています。

おすすめコード進行(3)全40パターン テンションや分数コードなどを使ったさらに高度なアプローチ